りんけーじ152 あかねとの再会
りんけーじ152 あかねとの再会
「あかねちゃん、大丈夫!?」鈴乃はあかねに駆け寄った。
「鈴乃さん、大丈夫です!」あかねは、鈴乃にしがみついた。
「それより階段を登ってくるのにみんな無事でしたか?」あかねはみんなを心配した。
「ええ、みんな大丈夫よ!最後に余計な戦いがあったけどね」
「キー・アペリーレ!」鈴乃が魔法のつえを持って叫ぶと、あかねの足枷は外れた。
「あかね!無事でよかったのう!」凜はあかねの様子を見た。
「あかねちゃん皆を連れてきたわ!さあ、これを掛けて!」ヴァールはあかねにローブを纏わせた。
あかねの様子を見たが元気そうなのでほっとした。
「階下の魔物たちは、討伐できましたか?」あかねはヴァールに訊ねた。
「ええ、ベゼブさんに教わった通りの戦い方で問題なかったわ」ヴァールはあかねの頭を撫でた。
「でも最後にベゼブさんとも戦うことになるとは」ヴァールはヤレヤレと言った格好をした。
「何ですかアイツ懲らしめないと」あかねは鋭く目を光らせた。
「ま、まあそれも、マリスさんの活躍で倒せたわけだし…」ヴァールはお茶を濁した。
「さあ、元の世界に戻りましょう!」あかねの無事を確認すると、鈴乃はあかねの手を握った。
「ま、待ってくれ!」ベゼブがぼろッとした格好でヨロヨロと近づいてきた。
「何じゃ」凜とえるがジロリとベゼブを見た。
「そのう、お、お前たち、いや貴公たちの戦い方に感服した…」ベゼブは続けた。
「だから何じゃ?」凜は腕を組んだ。
「わ、私を貴公たちの配下に加えてもらえないだろうか?」ベゼブは顔を真っ赤にして言った。
「ほほう、われの、眷族になりたいのか?」凜はうれしそうだった。
「こら凜!つまり俺たちの仲間になりたいと言うことでいいのか?」俺はベゼブに問い質した。
「な、仲間…」ベゼブは瞳をウルウルさせた。
「そうね!円正寺君もいい事言うじゃない」鈴乃がにこりとほほ笑んだ。
「あかね殿をさらって捉えて、貴公たちと戦って敗れた私を仲間にしてくれるのか?」ベゼブは腕で目を押えた。
「みんなどうかしら?」鈴乃はみんなに訊ねた。
「鈴乃はんには敵わんなー」マリスはヤレヤレと手を上げた。
ベゼブを仲間にするのに反対する者はいなかった。
リーヴァに次いで2人目の魔王軍幹部が仲間に加わることになった。




