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贈り物

病気で

1ヶ月以上、間が空いてしまいました。


申し訳ありません。


短めですが

続きです。


誰かに手を握られ

意識が浮かび上がるのを感じた。


遠くで誰かが呼んでいる声がする。


「……セティ、フォルセティ!

 戻れ、それ以上は駄目だ」


グルグル回り、霞のかかった視界が

戻ってくると

目の前には心配そうな

エイローさんの顔があった。


「僕は……」


ゆっくり起き上がると

隣にヘレンさんがソファで

寝ている。


どうやら

気を失い倒れ込んだところを

エイローさんが

受け止めてくれた様だ。


「大丈夫か?

 どこか身体に異常は無いか? 」


厳しい表情でエイローさんが聞いてくる。


首と手をぐるりと回してから

立ち上がり

ジャンプしたら

そのまま浮かび上がって

天井に頭をぶつける。


「いっ、いたたた……」


頭を抱えて

着地してから

背中を見ると

羽根と尻尾がそのままついていて

淫魔の姿のままだった。


「ぷ、……おい、本当に大丈夫か?」


今度はエイローさんが

頬を痙攣らせながら

聞いてくる。


「たっ、多分、大丈夫っ」


痛む頭を押さえながら

自分のドジぶりのため

羞恥で死にそうな気持ちになりながら

何とか答えた。


「そっ、そうかっ、じゃあ

 早く、服を着るんだ」


顔を赤くして

焦った様にエイローさんが

服を渡して来た。


渡された服を

手に取り表裏を確かめる。


今の僕じゃ

羽根と尻尾が邪魔で

着られない。


それにあとひとつだけ

しなければいけない事がある。


「……エイローさん、

 何か切れるもの、ハサミとかナイフとか持っていませんか」


「ここにあるが……

 何をする気だ? 」


と、懐から

地味だけど高価そうな

短剣を取り出し渡してくれた。


「えっと、ヘレンさんにこれを……」


短剣を受け取ると

鞘から抜いて

尻尾の膨らんだ部分を左手で握り

念を込めた後

体と先端の膨らんだ部分を繋ぐ

細い部分を途中から断ち切った。


「セティ! 何を! 」


鋭い痛みが走った後

体から出ている尻尾の

細い部分は

霧散して消えるが

左手に持っている

膨らんだ部分は残る

どうやら成功の様だ。


「……フォルセティさん

 貴方、なんて事を」


エイローさんの声で

ヘレンさんも目覚めた模様で

唖然とした表情で僕を見つめていた。


「ヘレンさん、これ

 旦那さんの分です」


「!! 」


先ほど断ち切った

尻尾の先をヘレンさんの手に

握らせる。


「ヘレンさんだけ若返るって

 旦那さんがかわいそうでしょ、

 それに、この孤児院は

 お二人で運営しているんですよね? 」


エイローさんも

ヘレンさんも黙ったままだ。


「ヘレンさん、今更だけど、ごめんなさい。

 ……今回、貴方の寿命を伸ばした結果

 貴方の苦しみを増すことになるのならば

 僕を恨んでも、呪っても構いません。

 でも、僕は子供たちの願いを叶えたかったし

 ヘレンさんには生きてほしいと思ったんです」


ヘレンさんは

目を伏せて少し考える様にした後


「はあぁぁぁぁぁ……」

と、頭を抱え

長い長いため息を吐き出した。


腸炎と、自律神経の病気になり

1ヶ月以上お休みしていました。


少しずつですが

回復中です。


続き

いつ投稿できるかわかりませんが

最後までは続けたいと思っています。


よろしくお願いします。

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