領主の妻(仮)
お久しぶりです。
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本当にありがとうございます。
もう二週間も過ぎてしまいました。
続きです。
よろしくお願いします。
登場人物多め。
※時間は遡り
王城で会議が行われる
少し前のお話です。
○領主の妻(仮)
僕たちの乗った
魔導車は
教会と
学校が併設された様な
建物の前で停止する。
早速降りようと腰を浮かすと
エイローさんがそれを制して
ニヤリとする。
「セティ、まあ慌てるな」
すると
外側から
車体をノックする音がして
「失礼します、到着したしました」
とドアが開けられた。
どうやら
外へ出るのは
護衛の人たちが
周囲の安全を確かめてから
と言う事らしい。
「我々は一応、賓客だからな、
色々面倒くさいんだよ
ま、堅苦しいのはここまでだけどな」
とエイローさんは
苦笑しながら小声で教えてくれた。
「お疲れ様でした」
と言いながら
先に警備隊の
隊長さんと副隊長さんが
外に出て
扉の両側に並んだ後
エイローさんに手をひかれ
降車する。
目の前には
転生前の僕が
小さい頃に住んでいた施設に
よく似た建物。
恐らく
教会と
孤児達が住んでいる
宿舎か何かだろう。
でも
こっちの世界のものの方が
数段立派に見える。
「その子かい? 」
の声に振り向くと
一見すると初老に見えるが
でも、年齢はよくわからない
修道女が着る服に良く似たデザインの
衣装を纏った
大柄な女性が近づいて来た。
背の高さは
エイローさんより
ちょっと低いくらい
180センチメートルはあるだろうか
頭部は
布ですっぽり覆われていて
髪の色はわからないが
目は吸い込まれる様な
綺麗な金色だ。
一番特徴的なのは肌の色で
見たことのない
青色をしている。
「まあ、そう言う事だ。
遅くなってすまない。ヘレン久しぶりだな
壮健か? 」
「ま、ボチボチさ、あんたこそ元気そうだね」
「それなりだな、
息子たちに仕事を譲ってからは
好き勝手させてもらっている」
「そうかい、」
僕が少し驚いている間に
二人は
お互い歳はとりたくないといった世間話をした後
ヘレンさんはしゃがみ込み
視線を合わせて来た。
「はじめまして
お嬢ちゃん、
私がここの領主、レイモンドの妻、ヘレンです」
「あ、は、はじめましてっ
フォルセティです。
フォルセティ・ロード・アンデシン」
普段はセティと呼んでください」
「……ロード……ですか」
ヘレンさんは
ハッとした様に目を見開き
驚いた様な気配を感じるが
すぐに消え
花が咲いた様に微笑みながら
「どうぞよろしく」
と僕の頭を撫でた。
その後、
ヘレンさんからこの施設の話があった。
領主の個人資産で運営されていて
教会と孤児院が併設されているとの事で、
こことは少し離れた場所に
スラムの人たちに仕事を教えるための場所もあるそうだ。
そして
今回、護衛についてくれた
五人の冒険者さんは
ここの孤児院出身だそうだ。
彼らは
車から降りた直後に
ヘレンさんの指示で
奥にある森の方へ
行ってしまった。
現在この場所には
僕とエイローさんの他には
ヘレンさんと警備隊の二人だけだ。
その二人は
僕たちの後ろに
見事な直立不動で控えている。
ヘレンさんは
皆の注目を集める様にパンパンと
手を叩く
「さて、正午も近いし昼食でも作りましょう
あなた方も手伝ってくださいね」
とこちらを見る。
「おう、任せろ」
とエイローさん。
「俺らも? 」
と自分も指差し
変な顔をしているのは
警備隊の二人だった。
「当然です。
セティは何ができますか? 」
「家事なら一通り何でも、動物の解体も
一応、大丈夫だと思います」
そう、前世のアルバイトで
動物除けの柵の設置とか
罠を見て来て獲物が入っていたら教える
仕事をしていたら
『りょーゆーかい』の人たちから
ついでにと言う事で
取れた獲物の
鹿とか猪とか熊の解体を教えてもらっていたのだ。
この答えは予想外だった様で
ヘレンさんはかなり驚いてから、大笑いして
警備隊の二人はまさかという顔をしていたけれど
エイローさんだけはちょっとだけ
痛ましい様な表情を浮かべていた。
恐らく
森の中、一人で生活していた事を
気にしているのだろう。
そんな
エイローさんの手を握って
『大丈夫です』
とアピールすると
少し微笑んでから
大きな手で頭を撫でてくれた。
施設を案内しながら進む
ヘレンさんの後をついて
建物の裏に行くと
そこには大きな畑があり
二十人ほどが作業をしていた。
「薬草ですか? 」
「そう、よくわかったわね、ここでは薬草を作っています。
他の場所には自分たちで食べる作物も作っている場所もあります」
畑脇に吊ってある鐘を木槌で叩くと
作業をしていた人たちが
集まって来た。
全員子供で
一番年上でも
十代前半だろうか?
その姿からどの子も
人族以外特徴が体に現れていて
血の濃い事がすぐにわかり
種族も、多種多様である事がわかった。
「午前の作業はここまでです
お昼はお客様といただきますので
準備を手伝ってください。
今日の午後の仕事は、お休みにします」
一拍置いて
歓声が上がるが
ヘレンさんが拍手する様に両手を叩くと
その騒ぎもすぐ鎮まる。
「さて、セティは解体ができるんでしたよね?
オリバー、ユリウス、ルナ、ヴィー、この子を案内して
一緒にお肉の準備をお願いします。
他の子はテーブルや椅子を並べてください。
今日はお天気もいいから外で食べましょう」
呼ばれて出て来たのは
全員種族がバラバラの
男の子二人、女の子二人だった
「俺は、オリバー、ゴート族だ。
こっちがユリウス、ミノタウロスの血が濃い
ルナは月兎族、ヴィーは山狐族だ
よろしく」
「フォルセティです、セティと呼んでください
よろしくお願いします」
オリバー君とユリウス君の二人は
僕と目が合うと
泳ぐ様に視線を彷徨わせた後
耳まで真っ赤になった。
「? 大丈夫ですか?」
尚も二人は目を合わせてくれない。
すると
「……こっち」
と
ルナと呼ばれた子が
ムッとしながら少し怒った様に
僕の手を引き、少し早足で
施設の裏手に案内してくれた。
ルナちゃんは
オリバー君が好き。
ここ何日も
お天気が悪い日が続いています。
災害で被災された方々に対し
心より
お見舞い申し上げます。
ここ何日も
太陽を見る事がないためか
気持ちも体調もあまり良くないです。
何かないかな?
と思い
いろいろ探したところ
気圧が下がった時に
お天気痛を押さえ体調を整える
漢方のお薬があるそうで
驚きました。
(名前忘れた ごめんなさい)
少しお高いですが
これを飲むと
大分、耳鳴りとか目眩とかが
解消されます。
酔い止めよりも
副作用が少なくて
良いみたいです。




