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領主館

お久しぶりです。


ブックマーク

評価などなど

ありがとうございます。


執筆の

力になっております。


心から感謝を。

警備隊長らと世間話をするセティから

視線を外に移す。


魔導車は検問を何度かすり抜け

港のある港湾区域から

旧市街地を通り

河岸段丘の上段にある

新市街地へ進んでいた。


さすが警備隊長が同行しているだけあって

どの検問でもチェック自体はスムーズに終了したのだが

移動自体は

検問により道が混んでいるため

いつもの倍ほどかかっている。


ちょうどセティと警備隊の二人との

会話が途絶えた所だったので

セティには、この街の観光案内も兼ねて

領主館について説明することにした。


大河と大運河の交わる場所にある

この街は

百年に一度程度の割合で

水害に見舞われるため

低地にある建物には水害対策用に石造りの

堅牢な建物が多いのだが

貴族や大商人が住う

高台の住宅地は石と木材を使ったものが多くある。


木材は燃えやすいため

火事に見舞われる可能性が高いと考える人が多いが

高級住宅街で建設に使用されている木材の多くは

ダンジョン内や魔獣の多く住む森でしか採取できない

通称「鉄の樹」「かねの樹」と呼ばれる

非常に硬く、燃えにくい性質を持っていて

その産地からも

相当に高額なものである。



貿易で発展したこの街において

財を成した者達の間では

この様に外国産で入手困難な

特に硬く上等な希少木材をふんだんに使用して

屋敷を建設するのが

一種のステータスともなっている。


ただし

領主館はそれには当てはまらない。


魔導車はその住宅街を過ぎた後

森へ差し掛かる。


森を進むと

少し先に旧市街地のものより高い城壁と

六つの尖塔が聳え立っているのが見えて来た。


此処がこの街サンレノールの領主

レイモンド・フォン・ドゥーガンの館になる。



昔の領主館は旧市街地にあったのだが

この街に

総合組合ギルドの窓口が開かれる際

建物の建設場所に苦慮していた組合に対し

当時の領主が自分の館を譲渡し

新たな領主館は

半島付け根部分にあった古城を

修繕して住み始めたそうだ。


普通に考えると

領主館が

街から奥まったこの場所にあるのは不便に感じるのだが

実は水害や戦争など

有事の際、市民が避難する場所も兼ねているため

領主館の城壁は強固で

その内部は旧市街地、新市街地を合わせたよりも広いのである。


また、外壁に設置されている

特徴的な六つの尖塔は

灯台の役割を果たしていて

夜間や視界が悪い時などは

塔それぞれが違う色を発し

付近を航行する船舶は

その色や配置により自分の位置が把握できる様になっている。


王都の外壁にあるものと

さほど変わらないほどの

大きさの門で守衛から

主人の場所を聞く。


どうやら夫人は

表の迎賓館ではなく

別の場所にいるらしく

車列はさらに敷地の奥に進んで行く。


門をくぐり

やれやれやっと到着したとの思いに

ため息が漏れてしまう。


小さな手が

私の方に出た後、引っ込められるのが

視界の端に映った。


視線を移すと

黒い瞳の小さな少女の

少し不安そうな顔が見える。



「疲れたか?

 うん、大丈夫だ、

 腹が減ったな」


と声をかけ

頭を撫でると

セティのお腹がきゅるりと鳴いた。


「だ、大丈夫です」


俯いたその顔の表情は見えないけれど

耳まで真っ赤だ。


「失礼、エイロー様

 私は領主様にはお会いしたことがありますが

 奥様であるヘレン様にお会いするのは初めてです。

 差し支えなければ

 人となりなど教えていただけませんか? 」


接妙なタイミングでマイネルが話しかけてくれ助かった。


「そうだな、ちょっと癖が強いが太陽の様な方だ」


「そう、ですか」


私の答えに

警備隊の二人も

セティも少し戸惑った表情をしている。



「まあ、お会いしてみればわかるさ」


そう、まあ、実際

会ってみればわかるだろう。



魔導車は賓客をもてなすために建てられた

石造りの豪華な建物の前を

素通りし、敷地内の森の中を

さらに奥へと進んで行く。


私ごとで

いろいろあり

この1ヶ月

全く、執筆ができない状況が続いていました。


しっかり

セティ達の旅を終わらせられる様に

頑張りたいと思います。


一応、お話の

流れというか

骨格は最後までできていたのですが

いろいろな要素(特に登場人物達)

勝手に動き出してしまい

進行が遅くなってしまいました。


作者の体調もあり

長い目で見ていただけると

助かります。


よろしくお願いします。

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