表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/63

能力3

続きです

短いです。

ラビリンスシードに取り憑かれた俺は

全てを凍りつかせるような

怨嗟の声に

心を鎖の様に縛られ

かまいたちに巻かれる様に

切り刻まれながらも

戦っていた。


不意に

その声が小さくなり

意識の中の嵐が晴れ渡たり

鉛が詰まったようだった

体が軽くなる。


感覚が戻ってきて

胸に何か乗っている感触がある。


無理やり

瞼を開けたのだが

全身に痛みがあり

視界が霞み

焦点が合わない。


何度か瞬きをして

徐々に

目の前の光景が浮かび上がってくる。


はじめに見えたのは

黒髪と白い肌、ガーネットの瞳を持つ少女の顔。

それから

コウモリの様な形をした、美しいビロードの羽と

鞭の様にしなやかで長く黒い尻尾。


パジャマ姿の小柄な身体から

少し痩せた手足が覗いている。


羽と尻尾が生え

少し様子が変わっているが

この少女を俺は知っている。


俺が助け

命を救えず

俺の腕の中で

生き返ってくれた

少女だ。


その少女が

俺の胸にすがり


「ん、ふふ、ふう‥‥‥ちゅう‥‥‥

 美味しい‥‥‥」


吐息を漏らし

音を立てながら

胸の傷から溢れ出る黒い霞を

ちゅうちゅうと

小さな口で吸い

舌で舐め取っている。


黒い霞を

彼女が飲み込むたびに

下腹部と背中にある

魔方陣が明滅して

服の上から

体の線をくっきりと浮かび上がらせている。


なんだこれは?


疑問が湧き上がってくるが

まともに答えを導き出すことができない。


ただ

やましい気持ちだけが

増幅して行く。



何が起こっている?

俺は、

一体どうしたらいいんだ?


よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ