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神の過ち

ちょっと閑話入ります。


世界観の説明です。


少々長くて

面倒臭いですが

これ大事です。




この次元には数々の宇宙があり、

その中で時は流れ

運命の糸は絡み合い、

天秤が揺らぐように因果律も変化し続けている。


次元に存在する運命の糸と、

因果律を監視することが私、『管理神』の仕事である。


と、難しいことを言ったが

全宇宙を合わせたエネルギーは一定であり、

多数ある宇宙間は、複雑に絡み合った天秤の上で、

エネルギー同士をやり取りしていて、

その均衡を管理するのが神々の仕事である。


もちろん、宇宙は沢山あり、それぞれに担当の神が多数いて、

その複数の神をまとめているのが私である。

さらに私の上司にあたる神が多数いて・・・・・・

まあ、簡単に言うと私は神々の中間管理職をしている。


今日も、変なエネルギーの流れが無いか確認中。


どれどれ

うん?


何か変だぞ?


科学と技術力に特化した世界、地球と呼ばれる星がある宇宙と

次元エネルギーをマナというエネルギーに変換し、

生物が魔力として使える様にした

グリンゼルという星がある世界のバランスがおかしくなっている。


どれどれ

原因は何だ?

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

おいおい

裁定神と転生神

何やらかしているの?


即座に二柱を召喚して事情を聞く。

裁定神は主に地球という星で死んだ魂の

生前の罪の大きさを判定し、適正な転生先の世界を決定し、

転生神は判定に従い、適正な種族や能力、

時には試練や加護を与え転生させるのが仕事だ。


ちなみにこの二柱は最近昇格してこの任に着いたばかりだ。


「えっとね、何だかこの二つの世界のバランスがおかしくなっているんだけど、

 心当たり無い?」


「「ありません」」


即答だ、絶対に間違いに気づいていないな、これ。


うーん、あまり強く言い過ぎるとパワハラになってしまう

出来るだけ本人たちで気がつくようにしなければならない。

それが人材育成の基本だ。


「・・・・・・地球からグリンゼルに送った人選、間違っていない?」


と、敢えて答えから言わないように聞いてみる。


「魂の色を照合し、確認して適正に裁定を下しました」


「裁定に従い、転生処理と試練を課しました」

と二柱は答える。


うーん、気がつかないかな?


「裁定前に、この人のログを確認した?

本当に転生処理と試練を与えるべき存在だった?」


「「?」」


首をひねっている

最近、入ったばかりの新人だしな〜、理解できないんだろうな〜


「ログをよく見て、転生者だと言った者の、地球での記録はまだ継続中だよ?」


「「え、ありえない、死亡したはずです」」


「そう、死亡したはず、でも、記録は継続中、さて問題、原因は何?」


「「・・・・・・全く見当がつきません」」

うん、息ピッタリ。仲いいねキミたち。

あと、諦めるの早すぎ、もう少し考えようよ。


「答えはね、同じ魂の色をもつ人物は二人いたのです、うわあびっくり。」


ほんとは大変な事だけど、できるだけ軽く言う。

そして真相を伝える。


「転生した彼は元々生まれる前に双子の兄に吸収され、生まれて来ないはずだったんだよ」


「「・・・・・・?」」


「知っていると思うけど、世界に生まれ出た人間の登録と記録は、

本来、システムが自動で行うんだけどね、なんかエラーがあったみたい。

で、弟は登録されないまま、生まれ死んじゃった。さて、何が起こると思いますか?」


「「地球世界での余乗エネルギーの蓄積?」」


「正解。正確には記録にない彼の、18年分の思念エネルギーの蓄積と暴走だね、

本来、思念エネルギーは神が厳重に管理し、死亡時に適切に処理するものだよね。

まあ、満足して死ねば自然に拡散していくけど、

そうでない場合も希望するモノへの転生などを行えば問題は発生しない。」


二柱がガタガタ震え出し呟く。


「さて、グリンゼルに送られた彼だけど、大変な試練を課したみたいだね、

精神的にかなりきつい奴。

そんな状態の人間が生身で死ねないまま1000年も生きたらどうなる?」


「「・・・・・・グリンゼル世界で余乗エネルギーが蓄積します」」


「はい、半分正解。死ねないまま膨大なエネルギーが蓄積されていくね、

彼が意識を失うか狂うまで。

それはその時点でなんとかすればいいけれど、もっと悪い事があってね、

今現在、両世界は彼の元の、

処理出来ていない思念エネルギーを通して繋がってしまっているんだ、

二つの風船を口同士で繋げたように。

だから、そのうちバランスが崩れて暴走が始まる確率が高いよ。

バランスが狂った天秤が、台座ごと転げ落ちるようにね、

両世界と多数の周辺世界を巻き込んで、次元崩壊が起こるよ」


登録されていない思念エネルギーをどうにかするには

霊体になった彼がいなきゃダメで

その本人は別世界で苦行をしている・・・・・・しかも不死、終わりがない。


神も時には間違いをする。

あえてそう仕向けることもあるのだ。

完全な世界は揺らぎも生じず

そこからは何も生まれ出ない。

ゆらぎから世界ができたと言ってもいいのだ。


だが、今回は・・・・・・

イレギュラーにも程がある。

宇宙は神が管理するけれど、勝手に命を弄り回す事は出来ない。


安全に揺らぎを生じさせるためことわりがある。


理から外れれば崩壊が始まる。

そう、世界は微妙なバランスの上で成り立っているんだ。


解説していて変な汗が出てきた、精神体なのに。

もう、神さま助けて。


ポイント評価ありがとうございました。

本当に

励みになります。


これからも宜しく

お願いします。

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