私の杖を
「う~ん…」
ふわぁ…今日はいつもより起きるのが早いのです…
いつもならもうちょっと寝られるのに…
…とりあえず、今日の持ち物の最終チェックを
するのです。
…持っていくものはとりあえずオッケー…ですかね。
朝ご飯を食べて…その後はちょっと時間があるので
遊んで…お着替えをするのです。
よし!準備万端なのです!
あ、最後に髪を一つにまとめて…皆さんにあげる、
シュシュを付けるのです!
さーて!改めて、出発なのです!
ガチャ
「ここが門の前ですが…二人はまだなのです」
そして10分後に二人は来たのです。
「ごめんごめーん、準備してると思ってたら
してなかった!」
「エマ先輩、次からはちゃんと準備しておいて
くださいね?」
私がそういうと、エマ先輩は「気を付けるね~」と
言って笑っていたのです。
…本当に気を付けてくださいよ?
アン先輩は
「私も準備があって…あ、エマみたいな準備じゃないから」
やっぱりおしゃれとかも気にするのでしょうか…?
気を取り直して、お出かけにレッツゴー!なのです!
「今日、アン先輩可愛いのです!」
私がアン先輩にそう言うと、アン先輩は照れながらこう言ったのです。
「やっぱり、普通の時はおしゃれしたいからね~」
…アン先輩は女の子っぽいです。
私もアン先輩みたいになりたいのです。
私がそう思っていると、エマ先輩が私を見て、こう言ったのです。
「そういえば、シオンちゃんのシュシュ可愛いね~!」
おお!気づいてくれたのですか!
「実はこれ、先輩たちとおそろいにしたくて…これ、皆さんで
おそろいにするのです!」
皆さん髪にシュシュを付けてくれたところで、お店に着いたの
です!
「今日は私の杖を買って、先輩たちの行きたい所に行きたいと
思うのですが…どうなのです?」
私が先輩に聞くと「いいと思うよ~」と言ってくれたのです。
「まずは私の杖を見るのです!アン先輩から何がいいのかとか
聞きたいので皆さんで行くのです!」
と言ってきましたが…本当に何が何だかわからないのです…
「アン先輩、どれが一番強い杖なのですか?」
私がそういうと、苦笑いしながらアン先輩がこう言ったのです。
「一番強い杖はあるけど、とっても高いよ?」
「高い…?そ、それじゃあ買えませんね…」
う~ん…一番強い杖が買えたらそれが良かったのですが…
「あの、私が持ってきているお金は1万ルナなのですが…
それでも買えないのですか?」
「高いのは10万ルナぐらいするからね~」
ひえっ!10万ルナなのです!?
「そ、それじゃあしょうがないので1万ルナで買える杖を買うのです…」
そして、私が「う~ん…」と悩んでいるとアン先輩がこう言ったのです
「それじゃあ、この杖なんかどう?」
アン先輩がお勧めしてくれたのは、ブロンズロッドという初心者向けの
杖らしいのです。しかも6千ルナなのです!
これを買ってと…これからは先輩たちの行きたい所に行くのです!