後書き skillmaker
なぜ異世界転移するときにVRMMOのキャラクターで召喚されるのか。特殊能力の付与の理由づけが楽だからとか?
テーマ:VRMMOのキャラクターでの異世界転移の理由を考える
私の場合それそのものに意味がある、そのものを目的とするパターンということになります。最初は普通にVRMMOものっぽいのにね。今回は前日譚的なVR部分と異世界部分というお話なのですが、そもそもからして前日譚であるVRMMOの方が長かったりします。まあそういう話は置いておいて、スキルメーカーの話をしましょう。
スキルメーカーは内容を明確に出さずゲーム的にもチュートリアルなどを完全に排した、システム自体はあるもの自分でいろいろと快適化させるスキル作成を目的としたゲーム。ステータス表示ですらスキルで作成するものである上にそのステータス表示も明確な数字化がされず、スキルに関してもスキルリストをスキルで作成させるような手間をかけるゲーム。なので極めて面倒でプレイヤーに対して配慮の無いゲーム。
しかし同時にスキル作成というあらゆる意味での可能性を持つゲームでもありますが。このゲームには多くのゲームにあるスキルポイントみたいなスキル作成に必要なものが必要ないため、可能である全てのスキルを作成できるという利点があります。もっともそのスキルも一部のスキルは特定のスキルが一定のレベル以上でなければならないとか、レベルやスキルの収奪みたいな相手から奪うタイプのスキルなどはシステム的に禁止され作成できないなどのルールも存在します。まあそういうシステム的にできたら問題であるスキルはしかたがないものです。主人公やあるキャラクターの覚える一部の特殊なスキルはいくつかの例外処理とユニーク化で限定的に使えるようにされましたが。
ちなみになぜ数値化しないのかは私の都合です。こういうゲームの内容に数値を使ってしまうとインフレやありえない結果が出てきてしまうことを憂慮した結果です。もっともこういうVRゲームの数値って出されていても大抵は飾りみたいなものだったりしますけど。だいたいリアルのプレイヤースキルとか、VRとしてリアル準拠の攻撃、首狙いとか急所狙いとかそういうのであったり、あまり数値の意味がない場合が多数。なら最初から数値でわかるようにしなければいいのです。
VR部分は一般的……一般的? VRMMOっぽい感じに放って居たらいいなあと思いますが、基本的にはVR側の登場キャラは三種類、昔のロープレっぽく同じ台詞を繰り返すNPCと一定の内容に関してのみ普通の人間のように対応するNPC、人間と同じようにあらゆる物事に対応するNPCが存在します。一つはこのゲームをよりゲームとして認識させることが一つ。プレイヤーが痛みを感じるのを制限しているのもその理由から。ゲームはゲームと認識してもらわないと困るので。
そういう対処をしておきながら、このゲームの隠された裏側に異世界召喚を行うための器、戦闘能力を持つプレイヤー作成の場というものでもあるのですが。そういった部分は実、例えばあるキャラがスキルとは別に威圧していたとかそういう部分、リアルに近い実感の部分ででていたり。
異世界部分。VRMMOというゲームのキャラクターで償還されるのはすなわちそういう目的でそのゲームが作られたからと言う作中の理由。その理由に関しては色々と面倒なのですが結論から言えば神殺しの達成を目的にしています。もっとも単純にできるものではないので今まで何人がそれを実現するために犠牲になったことか……もっとも実際に生きている人間が犠牲になったことはないのですが。
異世界召喚を行う際、キャラクターとその中に入っている精神、精神に関してはコピーですが器はその器で異世界に召喚されます。ゲーム的にはプレイヤーデータの破損と言う形になりますがプレイヤーは器からはじき出され現実世界に戻される。異世界に行くのはキャラクターデータとそのキャラクターを操作していたプレイヤーの精神のコピーと言う形です。これは異世界召喚を簡単に行うことが許されないからそういう形にせざるを得なかったという理由のため。
まあ詳しいことはあとで。
主人公。ライトゲーマーとか言っていますがどう考えてもスキルメーカーはライトと呼べるようなゲームではないです。自称ライトゲーマー。VRMMOということである程度のロールプレイを行うつもりですが、あくまで簡単に魔法使いキャラで行こうというだけ。もっとも魔法に関しては職業がないゲームなので誰でも魔法が仕える弊害として純魔法使いというものの価値が薄くあまりいい扱いはされないのですが。
ところで最初にゲームを受け取るときに特殊なヘッドセット、専用機器が付属していますが、これはスキルメーカーの異世界召喚を行う際の個人認証的な役割を持ちます。なのでこれ以外のヘッドセットを使ってゲームは出来ません。多分双子にも対応できるDNA鑑定機能でもついていると思います。無料で送られる上に中古でも売買証明さえすれば送られるという親切仕様。このためだけにゲームを買う価値があるのかもしれないと言えるぐらいには親切。
その実このゲームは情報面で滅茶苦茶怪しいのですが。購入者はある種の人身御供に近い扱いです。なおβテスターとかもいない。
プレイヤー名は本名結城直斗のゆうきからとってブレイブ。まあ勇気と言う名前の割に勇者じゃなくて魔法使いやってますが。
スキル作成は基本的に何をするかの目的や意図により作成されます。主人公の作成最初のスキルは跳躍ですが、このときは跳躍をしようと言う意図で作成された形。偶然とはいえそういったスキル作成もあります。多くの場合はステータス表示のスキルがそれに該当することでしょう。
なお、このスキルにはMP消費の無い通常技能の延長スキル、例を挙げれば剣術や跳躍などの特殊性のないスキルと、MP消費のある魔法や攻撃スキル、一部のシステムスキルに分かれている形です。特殊性のあるステータス表示やスキルリストなんかはシステムスキル、MP消費の無いスキルですね。
ステータスに関してはスキルレベル依存とレベル依存の二種。もっともレベルによるステータス上昇は低く、スキルを作りそのスキルのレベルを上げるほうがステータスの上昇はいいです。
スキルは同じスキルでも効果が違えば別物として扱われます。そういったスキルはある条件下において纏めることができ、スキルの一本化が可能です。スキル調整石とかいうものを利用して行うものですが、これは複数のスキルを一つのスキルにまとめそのスキルをベースに派生させる形にするもの。ただ纏められる条件は同系統のもの、例えばファイアーボールならばファイアーボール系統の魔法スキルであったり、スラッシュやブレードとかいう系統ならば剣技や剣術とかにまとめたりとそういう形になるでしょう。厳密にどのスキルがどのスキル関連でまとめられるかは複雑な処理なので私も詳しいことは不明。
ちなみにスキルはレベルが二が初心者、四が中級者、七が上級者、九が達人という扱い。達人クラスまで行くには相当なスキル使用が必要となりますが。
VR作品を主題にしている作品において現実世界での要素は自分の作品ではなるべく少なめにするべきだと自思っているのでそうしてます。もちろん登場人物とのかかわりの関係上出すべきところでは出すべきだとは思いますが、やはり見たいのはVR世界での話なので。また個人的な感覚ではVR世界での恋愛に疑念を覚える質でしたのでその手に関しても私は書かない感じになるかと書いている当初は思っています。今は海外に出張して出張期間中に恋愛したとかそんな感じに近いのではないかと考えたらまあいいんじゃないかと思うようにはなりましたが。
まあそういうことなのでこの作品中では現実世界の要素は主人公の親友とその妹とのお話が少しあるくらいしかないです。
主人公の友人萩野竜司、その妹の優枝、優枝の双子の妹で後輩で同じ委員会の微妙にストーカーじみた要素のあるヒロイン枠である美空の三人。なお三人の名前はちょっと理由があって、竜、月、空の三要素から。まあ竜は本来桜なのですが、男性なので竜に。それぞれリュージ、ツキ、フィルマ。なお優枝だけは主人公とあまり仲が良いというほどの付き合いがあるわけではないので微妙な空気感です。
どうでもいいですけど、私の書く友人キャラはリュージ、クロト、アルツなど似た感じなのが多い印象。だいたい主人公を引っ張りまわすタイプ。
ところで作品中におけるモンスター系統の鳴き声ってどう書けばいいんでしょうね。よく豚がぷぎーとかそんな感じだったり、犬がワンとかバウッとかだったりしますが、実際の鳴き声で行きたいリアル思考タイプの自分としては厳しいというか面倒くさいというかそんな感じ。まあ、鳴き声を出さないで書く方法もあるしリアルと同じにする必然性もないのでなんとかします。場合によってはカタカナでなく英語っぽくするのもありでしょう。
ッスを語尾につける微妙なロールプレイヤーアメリアさん。杖作成担当の鍛冶師キャラ。後にも出番が多いですが、とりあえず彼女を含め生産職は最初の家はかなり不遇な扱い。それもこれも最初のうちの生産スキルが使い物にならないため。初心者レベルの生産技術で作る者が職人の作った生産物より高いはずもないですよね、と言うことです。もっとも同じスキルレベル帯であれば特殊能力の付加もできるプレイヤー側の方が上、また主人公の杖を作った場合のように存在していない物もプレイヤーであれば作れます。そういう点ではプレイヤーの生産職の価値も低くはないでしょう。
最初のボス大蜥蜴さんと対応NPCのディーロッド。スキルメーカーにおいてNPCはいろんな意味でNPCっぽくないです。ディーロッドの役割はプレイヤーの誘導とプレイヤーの強さによっては倒しきれない大蜥蜴の最終討伐。大蜥蜴戦は単純に戦闘殲滅で行ける場合とそれだけの強さがなくともディーロッドや頭上の鍾乳石の利用に寄るダメージ狙いでも倒せます。もっともある程度の地力はあってしかるべきなのでディーロッドさんは行動条件をクリアしないと本気は出せません。あんまり強すぎてどうにもならないのは回避しなければならないのでそんな感じになっています。
杖作成。もっとも鉄の杖のような特に装飾もない半ばただの棒のような杖。もっとも最終的には色々と特殊能力を付加された杖になります。杖に関してはアメリアが先駆者となる形ですがそもそも杖を欲するプレイヤーの方が少ないので。まあ主人公みたいに魔術師ロールなら欲しがるかもしれませんが、その場合でもアメリアの作るような鉄の杖でなく木の杖を欲しがるのが通常だと思いますが。杖術用の杖と魔法使いの持つ杖は多分別物だと思います。
マリオットとオラクル。人形使いのお兄さんと投げ師の妹さん。ゴーレムマスターではなくドールマスター、土から人形を作ったりするけどドールマスター。何かこだわりがある様子。作成と操作ともにMPが必要なうえ素材も入用。でもそのあたりの土や岩からでも作れるので利便性は高そうですが。妹さんは兄の人形が全線で戦うのを見ながら後ろからの投擲による攻撃。なお投擲を選んだ理由はリアルでその手の技能を持っているからという理由だったはず。まあ重要な話ではないですね。
アメリアとの山林突破。同時に破城槌の二つ名を持つアルフレッドとの邂逅。なお主人公の強さが結構なものであるのが対外的にわかるのも……まあマリオット達やリュージ達との共同戦闘で色々と言われているのでわかりますが。アルフレッドさんたちは時々エムラント山林の近道ルートを大人数で通過することで安全にマッフェロイに案内するということをしています。実をいうとそれをするとプレイヤーの中には分不相応の強さでマッフェロイに行った結果強くなるまでしばらく戻ることも先に進むことも難しくなるプレイヤーが増えることになるのでそれはそれで困ることになるのですが。
なお、ここで案内をしようとしたところなぜか本来は襲われないはずなのに襲われることになりますが……巨大熊捜索中のリュージ達が亜人の村落で戦闘になった結果とかそのあたりが原因。
巨大熊は雄と雌の二頭。もっとも実質主人公とツキとフィルマの三人で雄、そこにリュージを加えた四人で雌の相手となりましたが。なおここでフィルマさんは空中跳躍を使っている感じ? もっとも後で言及されることはなくてわかりにくかった使い方だと思う。
襲撃イベント。この手のイベントはお約束と言うやつですが、主人公は参加しません。そもそもこのイベント自体はコッチーニを壊滅状態、街一つが落ちた状態を作り出すためのもの。つまりは負けイベントです。現状この襲撃イベントに対する対処は恐らく不可能でしょう。コッチーニ南の湿地帯の先のダンジョンは一応作中ダンジョンでは一番上のダンジョンなのでそこからくる襲撃イベントのボスはそのダンジョンボス、まだ二番目の迷宮へ到達したプレイヤーもいない状態で倒せるはずもないです。でも本当に不可能だったかどうかはスキル次第ともいえるのですが。
槍を矢の代わりに使う……槍ではないですが細長い矢に使った作品はありますね。実際槍を使えるかどうかはともかく、この作品内においては矢に近しい形状と長さ、もしくは打ち出す弓との差で矢とみなせる可能性上がるものであれば矢として撃ち出せます。なんだかんだでスキルは有能です。ちなみにこの場合槍を撃ちだすのは弓矢スキルで判断され、攻撃は槍で判断されます。相性の問題はあるかもしれませんが基本矢の攻撃よりも槍での攻撃の方が高いと思います。
フィルマさんもここで刀の購入。なお、この段階でいろいろと怪しい所のあるフィルマさん。まあ怪しいかどうかは普通に見てると分からないかも?
防衛戦で活躍しているのはフィルマさん、アルフレッド、マリオット……まあ他にも名だたるプレイヤーが頑張っているでしょう。作中他のキャラに関しての設定が作られていないので活躍があっても出ませんが。なお主人公がいればとリュージがさんざん言っていますが仮にいても結果は変わりないです。
最終的には全員竜に一掃されるので戦後のスレッドはボスの強すぎ問題、コッチーニの街壊滅に関して、一部のプレイヤーAIやエクストラAIのNPCの追悼、活躍プレイヤーについてなどが賑やかに話される感じでしょうか。
使い魔。この作品中では使い魔にもAIがあります。なのでプレイヤーの態度などは使い魔のプレイヤーに対する態度を決定する要因になります。なので使い魔の態度が悪いプレイヤーは使い魔に対する対応が悪いということになります。まあ主人公もいいと言えるかは不明ですが。このあたり呼ばれた使い魔が人間的思考を有するタイプの使い魔だったことが大きいでしょう。獣型だったらまず仲良くなる必要性があると思います。
使い魔パティ……パーティキュラー。主人公の望み通りの使い魔であったかはともかく有能な使い魔ではあります。魔法型、戦闘可能な補助寄りのタイプ。まあ最も重要ななのは彼女の出身の方だったりします。散々色々露骨に怪しげですし。そのあたりの詳しい内容は先で。
使い魔作成は相応の代償あり、行うことでMP半分はMPのあるプレイヤーにとってもないプレイヤーにとっても代償としては少々大きすぎるでしょう。使い魔も選ばれるのはランダム……では正確にはないのですが、本人の望むものとは限らないのも問題点と言えます。もっとも本来ならば性質的な相性はいいはずなのですが。性格の不一致が起きてしまうことはあり得ますけど。
スキルメーカーにおいてスキルは基本的にほとんどすべてのスキルを作成できます。しかし一部のスキルは作成できず、仮に作成できてもある程度の条件付けや限定条件下でのみ発動するタイプ、場合によっては回数指定や作成できてもユニーク化などで対処されます。
具体的に作成できないスキルは、空間保持や空間移動系のスキル、スキルの強奪系のスキルなど。基本的にこのスキルを許すとゲーム的に問題のあるスキルは不可能。空間系に関してはかなり厳しい条件や限定的な条件であれば可能。影を渡す移動スキルのように。他に作成できないスキルは上昇系のパッシブスキル。よくある攻撃力上昇とか耐性スキルもある程度は含みます。これに関しては、誰でも作れるのであればスキルにする意味がないからという理由です。スキル作成の制限がないからこそ永続的に連続的な上昇系スキルは無意味なものになるのです。逆に、限定条件下で上昇するスキル、例えば一定のHP以下や状態異常の時、みたいな特定条件を付けると作成できます。耐性スキルも無条件でなければ……というか、一時的な耐性付与であれば可能でしょう。
回数指定やユニーク化は主人公やフィルマの持つあるスキルなどがそれ。前者はパティ経由のユニークスキル、後者は特殊条件で発動彼の回数限定のユニークスキル。なお作中で登場してからこの二つに関しては話します。
パティのメタ発言はともかく、南のフマーレスト沖のダンジョン攻略。主人公は魔法で楽に攻略……はできましたが。ダンジョンのボス部屋を丸ごと破壊し死亡とか言う事態を引き起こします。これに関しては新スキルとそれに伴うスキルの使用の試しでもありますが、本人の想像以上の威力となったためそのような状態に。
その前に少しフィルマと会話と情報のやり取り、それ以外にもいくらか何かの内容が洩れていますが。パティの言う黒は見た目じゃなくて中身のことなんですけどね。それ以外にも2人は相性がいいような悪いような、奇妙な間柄。そしてかみ合っていない感じ。まあ水と油と言うか、フィルマの方がパティに対する敵視が強いためなんですけど。
坑道突破。なおそれ以前に言われている海上の移動や崖登りは本当に無謀。まあ主人公なら飛行スキルを作ればどちらもできそうですが……まあMP消費の大きいスキルでしょうから崖登りはまだよくても海上移動はダメだと言われる頻度が高いでしょうけど。なお崖を登るのが大変と言うこと以上に山は通常配置されない先に行かせない用の強力モンスターがいるので不可能。海は海中のモンスターがいますが強さは結構なばらつきがあるのでまだ不可能ではないと思いますが……それでも海上を移動は厳しいでしょう。
なおこれ以前からパティの感知能力が発揮されていますがこれに関してはスキルではなく使い魔の特徴。パティの持つ特徴の一つで魔力感知能力です。なお有効範囲が極めて広い。もしかしたら主人公のレベルに影響している可能性も……と言うことは多分ないかな。まあ使い魔作成によるMP半減が永続なので使い魔の成長がないと問題じゃないと思うのでそんな感じに言ってみましたが、やはりパティに関しては別物の方が正しいかな。
抜けた先は亜人の都。封印をだれがしたか考えればどうなるかわかるというもの。無理やり突破すれば危険視されておかしくないでしょう。まあ良くてアクションAIでしょうからそこまで会話できるかは怪しいところ。一応まとめ役で普通に会話できるNPCもいたので問題にはなりませんでしたが。
なお、このアイアンロンド方面とテイルロマジア方面はかなり近いタイミングで両方がルート解放と言う形に……なったのですがアイアンロンドにプレイヤーが到達した情報が行き届くのは主人公が上方を上げないため先の話に。
ちなみになぜ北エリアに行ったかと言うとコッチーニに行くため。エムラント山林は亜人がコッチーニからの魔物の進攻を防いでいるので行けないようになっているからですね。実はこれは主人公たちがあの熊を退治して亜人の活動範囲が広がったから……とか設定していたようなないような。
コッチーニ解放。主人公の最強の魔法スキルの結果。なお、この魔法スキルは発動そのものがほぼ不可能と言っていいくらいのMP消費を必要とするスキル。ではなぜそのスキルを主人公が発動できたのか。それが主人公の作成したユニークスキルの結果。
経験値をエネルギーとして保存するスキル。そもそも経験値とは、レベルとは一体なんぞやという話になります。根本的にゲームのレベルとはいったいどういうシステムによって成り立つのかはその世界によって違うものかと思われますが、ある過程の一つとしてレベルが上がればステータスが上がることから、レベルとはステータスに対する永続的なバフのスキルと同等としてみなせるのでは、という内容です。ちょっと突飛的な発想ですが、それをもとに経験値MPの代わりとなるエネルギーとして使用する、補完するスキルが主人公の作成したスキル。ただし本来はこれだけで作成することは出来ず、パティに保管するという使い魔の存在があったからこそでもあります。もっともパティ以外の使い魔では適性の都合上出来なかった可能性が高いでしょう。
なおコッチーニ奪還はこの先の目的のついで、および新スキルでできる最大の魔法の威力チェックのためと地味にそれ自体を目的としていたわけではないものだったりします。
二回目のコッチーニ防衛戦。一応作中に出ている名前のあるキャラは基本的に全員集合……かな? マリオットとオラクルとかは名前ありでも出番のない人たちなのですが。まあ存在感は一応前の防衛戦で出してはいますが。もっともアメリアは始まる前に去りますけど。その際にフィルマさんも少しお話。なおこのとき幾らか本性を見せました。その時発される気配など、ゲームにしてはゲームっぽくない内容も判明。まあそういう部分は今までにもありますが。
なおここでパティの気配探知の限度が明らかに前に発言したよりも広いです。多分パティは前回適当に行ったか何かでしょう。もしくは何らかの事情で伸びたとか。多分適当に言っただけっていう方が納得いく感じではありますが。そういうのは私が適当に書いているせいででる悪い部分ですね。
戦闘開幕は主人公の魔法スキルから。雷系統の二種の魔法。雷を増幅する雷剣を落とす魔法とそのまま雷を落とす魔法。以前使った魔法も使えますが使うと前回の件に関して参加プレイヤーにいるのではという話になりかねないので別の魔法スキルを使用。もっとも結局結果は変わらないと思いますが。
一応この時点での主人公の最大の成果は第三陣が登場した時点で炎の魔法で残っている空中戦力を殲滅したことが主。他にも魔法を使っていますが根本的に純正魔法使いが少ないせいもあってその方面で話題性が強いと思います。
防衛戦が終わってからの運営からの呼び出し。最大の理由は独自のスキルについてとパティの関連。特に運営側でも関われないようなスキルメーカーのブラックボックスからのデータであるパティに関しては重大です。多くのプレイヤーが使えるようになったら問題のある経験値をエネルギーとして保管できるスキル以上に。
なおその案内役としてでてくる助言妖精。助言をもたらす似非関西弁で話す適当に緩いキャラ。その実パティに近いブラックボックス側の存在ですが一応運営の手伝いをしているNPC状態。
運営側に呼ばれましたが、主人公は監視の目があったのでそれを解除するために運営さんはそういうものを排除できる建物の中にご案内します。そもそも運営が直接出張らないのはなぜかという話でもあるのですが。まあそれは後々わかると思います。
運営の呼び出し内容は前述のとおりスキルとパティに関して。どちらにせよスキルはユニーク化もそうですがパティがいなければ使えない覚えられないものですので問題はないはず。もっともそれを運営側が知っているかどうかはまた別ですけど。
明かされる内容にスキルメーカーの裏事情。そもそも運営側がこのゲームを作成したのではなく作成されたものを提供されたという事実が判明。これに関してはこのゲームの裏事情がかかわってます。パティが秘密にしているあれこれもその裏事情に関連したもの。パティが話さないのはパティは基本的に嘘をつくことができないから。嘘をつけない割りにてきとーぶっこいたり誤魔化したりなんだりはできますが。このあたりは嘘を離せないというのがどこまでかかるかの問題になります。未来のことを放した場合、それが嘘か本当かわからない。冗談は嘘になるのか。見ていないことに関して、知らないことに関していうときそれが真実かウソかの判断は何処でされるのかなど。おおよそ、パティを含め多くの嘘をつけないというルールは、本人が嘘をつくつもりで嘘を話すことができない、というのがその内容になっています。じゃあ嘘をつくつもりはどの程度まで判断されるんだとさらに突っつかれるかもしれませんが。まあそういうるーるがあるので普段パティは何か秘密があるけど話さなければならなくなるから自分のことを信じて聞かないでほしいと言っているわけだったりします。パティが真実を話せるのは全てが終わってから……もしくは始まってから、ということになります。
自称案内妖精こと助言妖精。彼もパティに近い立場ですが、彼は導く役目ではなく単に人に予言という形で将来への助言をするのが役目。それはスキルメーカーにおいても同じであり主人公に一つの助言をします。結構重要な内容ではありますが気にしなくてもいいです。ただハッピーエンドを目指したいのであれば必須とは言いませんが聞いて内容をわかっておいたほうが楽です。
運営側からのイベント扱いになっているイベントダンジョン、異空界への回廊。名前の通り、スキルメーカーにおいて新たなるステージへとつながる道。まあこのイベント攻略を機にアップデートされるのですが。
さてこのダンジョン、通常のプレイヤーだけでは明らかにクリアできないくらいの高難易度。まあ裏にこのゲームのブラックボックスの関わる事情があるからなのですが。主人公やリュージ達、アルフレッド含め複数人の高戦闘能力プレイヤーが参加してようやく攻略できる可能性のある難度。
オルハイムさん、双子、牡丹、天城、シャインは新顔。ぶっちゃけ牡丹とシャイン以外は脱落予定だったのですがオルハイムはまとめ役として使えそうだったので居残る形に双子と爺さんは扱い悪い……特に双子は人数水増しのために近いのと脱落者を出す程相手が強いということにするために出したようなものでもあるという。なので割とテキトーなキャラ付け。まあ双子の姉妹もいますし今更双子は……って感じ。あれ、優枝と美空は双子設定だったかなと書いていてどうしてたか忘れている感じ。
開幕相手側からの不意打ちですが、これはオルハイムが戦った当初はやってこなかった攻撃です。これは以前戦ったことが影響して先に攻撃を叱るという思考にボスがなったからだったりします。その予測外の攻撃もあってオルハイムのボスとの戦闘経験からの指示だしが役に立たなくなるということになり攻撃も碌に通用しないことから影が薄く最後に一発加えるまでどこかに消えているような存在感の無さに。
攻撃役としてはアルフレッド、フィルマ、牡丹の三人が主。リュージは攻撃よりは後衛の護り役のほうが主でしょう。そのあたりオルハイムとは違います。ジャックは……移動が早いのでその関連で何かをする感じが主。双子は翻弄しようと画策しますが戦果は出せません。まあ各々頑張りを見せ、アルフレッドがその大破壊のスキルで攻撃しなんとか倒した……と思ったら蘇生です。六回倒さないとだめと言うどこかの英雄みたいな設定。
この戦いで使われる特殊なスキルは天城の神威の槍、ツキの自己の矢化などがあります。まあ内容や代償は作中に書いていると思いますが、強力なスキルはその分代償は大きいです。ブレイブの持つ強大な魔法もその分MP消費が高いわけですし、だいたい何か強力だったり特殊なスキルはそういう制限やルールがあります。
神雷の槍。天城の神威の槍を見た結果作成された魔法スキル。また雷の魔法ですが強くて速い便利さがあるため。また直上からの落下での撃ちだしイメージの高さもあってです。あとは雷と槍の類似性も。このスキルを使った結果、完全に危険視されて翼に狙われることに。まあその分翼を封じたともいえるのですが。
最終的にボスを倒した戦果はアルフレッド、天城、フィルマ、アルフレッド、ブレイブ、アルフレッド。なんだかんだで破城槌が最大戦果。ちなみに途中からフィルマの攻撃が有効化したのは彼女の剣術スキルのレベルの関連。戦闘中にレベルアップした結果です。
イベントボスの撃破と共に、魔法陣陣がイベントボスの死体から描かれ、主人公たちを……というわけでこれから先は異世界篇となります。この召喚のためにスキルメーカーが用意されたような物だったりします。
もっともそのためのものだったとはいえゲームはゲーム、一応今後も運営が続けられるのですが、流石に異世界に行く人間を選別するための仕様を大幅に変える必要があるのでまた困りものです。最後に出てきた制作側もどうしようか悩んでいる様子。
個人的によく異世界召喚ものがありますが、あの手の召喚って絶対に危険をはらんでいる者だと思います。某自衛隊の活躍する門のお話とかはやばい異世界に繋がってみたいな感じで酷いことになりましたが召喚でも同様のことが考えられます。特に私のところだと自分の世界から資源である人間を取られればふざけんなってことで相手方に乗り込んでもおかしくはないです。神様の管理していない世界からとか、あるいはその手の召喚事案を承知している世界であればまだ話は違ってきます。今回は後者の部類、召喚を前提としたものだったうえに、その世界の存在を消費しない複製創造による送り込みだったので全く問題はありませんでしたが。また召喚する側もその手の事案を承知していたため、召喚する側の意思、どのような存在を呼び出すかを受けて召喚対象を決めるみたいな形にしているのでどちらにせよ問題はないのですが。
どうでもいい話ですが、異世界召喚される側の対応やする側の対応は相応な物であってほしいと思うのが個人的感覚です。例えば王族相手に着やすい態度や罵詈雑言を許すのはどうなのでしょうか。かといって王族だから召喚したものに身分を弁えろと奴隷か何かのように扱うのもあまりにも一方的です。人間である以上、理性と知性のある行動をとるべきかと思います。まあそうでないのも人間らしいと言えばらしいのでしょうけれど。
実際に異世界召喚された場合、召喚された人気はどういう反応をとるでしょうか。ちょっと謎が多いです。現実を受け入れない、創作の夢想に浸る、あれこれと状況を把握する方策を考える、まあ人によりけりだとは思います。ただまあ一番多いのはその場の雰囲気に流される形になるのでは、と思います。なんだかんだでその場で完璧に動ける人間はそうそういないと思いますので。そういう人間が召喚されやすいタイプの可能性もなくはないのでまたわからない話でもありますが。
常識的に考えれば自分たちを勝手に呼び出した人間に対し、手助けをする、守る、そういったことを考えるものか。しかし実際に自分が呼ばれ、その呼ばれた場所が魔物に襲われ危険な事態になっており、自分にその魔物に対する対処ができる力があった場合、果たして何もしないでその場から立ち去るものでしょうか。その人の心情や信念でも変わるかもしれませんが、困っている人がいたら助けたいと思うのが人間としての普通だと思います。普段はあまりそれを表に出さないだけでそういう気持ちを持っている人の方が多い……と私は思っています。その考えが強いのがリュージ。まあ彼は主人公タイプということになっているのでその手の思考、考え、生き方をしているわけですが……そしてモテやすいわけですが。まあ仮に普通の人間の状態で召喚されればまだ話は違ってたでしょうけど。
その信念に動かされ勝手に動くのが主人公さん。まあ主人公の場合は下手に周りに誰もいない方が力を振るいやすいせいもあるので。単に殲滅するだけであればそれこそ問答無用で焼却できるレベルです。今回は生存者がいるのでバリアによる一時的な境界設置の遮断しかできませんが。彼は三百のうち戦いに参加していない残りの方を優先することに。
戦闘へと向かう……というときに判明した牡丹さんのロールプレイ。まあ普通に考えればあの喋り方をする一般社会人の女性って……多分いませんよね? 仮にいるにしても珍しいでしょう。ゲーム内における彼女は普段の自分ではありえない容姿や喋り方でロールプレイをしていました。今回はそれが悪手に働きましたが。召喚されたのはゲーム内の姿。当然その姿が本来の自分の姿と違っていれば、今までとの差による違和感や、その体との付き合いとなる今後に絶望感を抱いてもおかしくはないと思います。またゲームとは違い実際の戦闘、死や痛みの存在する実際の殺し合いをいきなりするのも難しいでしょう。ゲームの延長として考えられれればまだ話は違いますが。そこまで腹括って行動できるほうが本来は異常だと思います。
戦闘中の数字に関しては、およそ適当に書いてます。私はこの手の戦争物戦闘物を書けるほど知識も経験もないですし。まあ一応数字的に成立するように……という考えで書いていますが。実際それで正しいのかは不明です。そもそもこの手のもので私が実行するなら主人公のような一方的な爆撃で殲滅するやり方を望むと思いますので、実際の戦闘を行った結果をあまり考えることはないですし。
パティのこの世界におけるルールの一部の説明。スキル関連ではスキルの作成が不可能と言うことに関しての言及。もっともそれはスキルで学ばずとも技術を扱うことが不可能ではないということでもあります。もとからスキルでできることは実際に可能なことであったようにこの世界ではスキルで学ぶ必然性はないわけで。一例を出すのであればフィルマの持つ気配探知能力はスキルではない学ぶ、得るタイプの技術です。主人公にとっては魔法スキルの作成ができず面倒なこととなったでしょうけど。
戦勝パーティー。まあ戦勝と言っても実際には損失が大きいだけでそこまで十分な結果とは言えません。防衛結果としては十分すぎるのですが相手側に打撃を与えたわけでもないので。実態は主人公たちのお披露目、その存在についての情報を広める、手を出させないための根回しなどの王側の事情を多く含んだものです。なおそういった様々な意図に関して、プレイヤーの中ではオルハイムと主人公が気づいている状態です。まあ主人公はパティがいるからこそというのもあるかもしれませんが。
意図に気づいたこともあって暗殺の警戒もしていますが、絶対とは言いませんが心配するだけ無駄。まあそういう警戒を自分たちもしていますよ、というアピールやそちらに対して警戒しています、という意思表示にはなるかもしれません。それくらい頭が回ると思って貰えた方がいいか、それとも無知を装った方が付き合いやすいかそのあたりはわかりませんがそういった意思表示をしています。
パーティーの中の主人公の旅立ち。これに関しては必須事項だったりします。なおその動きはフィルマさんに感知されていたようですが。フィルマにバレている分には全く問題がないのですが、フィルマさんはフィルマさんで独自の行動意思があります。
パティの解説。この世界、スキルメーカー、自分自身についてのネタばらし。スキルメーカーに関してから。ゲーム的にスキルメーカーは儲けることを目的としていない、ゲームをプレイするプレイヤーに不親切です。普通はそんなゲームを作らないしそんな売り方をしません。つまりはスキルメーカーは普通のゲームに求めることを目的としたゲームではないということです。スキルメーカーは半分現実じみた空間設定が行われた、一応VRゲームとしての体裁を備えた世界です。わざわざそんな世界をこしらえた理由は器の作成を行うため。異世界召喚の際に精神をコピーし異世界召喚の際に呼び出されることになる体としてコピーした精神を入れる戦闘能力を持った肉体となる器を。最後のイベントボスの撃破を行うことで異世界召喚の要件を見たし、その場に存在する器と精神の召喚を行うという仕組みを伴ったゲームです。
異世界の方は神が横暴に世界を好き勝手に取り扱い、そのため世界を管理する神様が問題視した結果、スキルメーカーのような異世界召喚を行わせるためのシステムを持った物を用意するような事態となった状況です。実際のところ世界ごと神様を取り潰すこともできますが、それをするにはまだ早いということでこんな迂遠なやり方を取っているわけです。なお異世界召喚は異世界側が勝手に行って問題を起こしていたところにこのゲームのようなものでの異世界召喚を持ち掛けた形です。だからゲームから召喚と言う形を取れているわけです。一応神様もしがらみや他とのかかわりとかで面倒ごとは避けたいでしょうし。この世界の最大の問題は世界として本来持っている大きさに対し小さすぎること。地球規模の大きさはあってしかるべきなのに実際には地球の半分の大きさもない世界くらいの小ささになっている状況。世界を育み育てるのが世界を管理する神の役割であるのに世界で遊ぶだけどころか世界の大きさを縮めるのはあってはいけない状況です。
パティはそんな異世界召喚における、神の立場を奪うことができる神格条件を満たすプレイヤーを示す一つの要素。他にも神に代わって世界を修めることのできるプレイヤーが出てくる可能性はもちろんありますがその手の条件を満たせるプレイヤーはあまりおらずゲームを続けるとも限らない。パティはプレイヤーにゲームを続けさせるような仕組み……性向があります。それはパティと同業に近い助言妖精もまた同じ。なお彼らのような使い魔タイプ以外にも神格条件はあるのですが、それをプレイヤー側が分かることはないでしょう。
本来のパティ……パーティキュラーはこの世界の創造主の持つ能力、力の存在です。三王姫とも呼ばれる最大の三つの力。別名では能力存在起源とも呼ばれる存在です。まあそれは本体の話で作中のパティはその分体、コピーの類。そのためその能力は限定的で、本体から引き継ぎで得られている力は本体との知識の共有とエネルギー保管能力を有することくらい。スキルメーカーの存在としてのパティは魔術の使用許可とそのゲーム内の知識の所有などがあったりします。一応彼女の役割として、神格条件を見たしパティを召喚したプレイヤーを導きゲームの目的である召喚とその後の神の打倒の手助けを行う、みたいなものがああったりもしますが。
ブレイブの当面の目的はダンジョン……迷宮の攻略。この世界の神が配した楔となる存在の撃破を目的としています。実質的な流れとして、魔王の支配する北側に行くのが難しいため実質的にアルディスの南から西に回って攻略と言う形をとっています。なお、後に北側はこの事情を把握していたフィルマさんが倒すことに。作中一番不憫である北方ダンジョン、北側の迷宮。まあ攻略事態が難しくないせいでもありますが。
三方面での進攻作戦。もっともそのうちの二方向からは完全に不意打ち気味。主人公の方は主人公の持つ魔法による圧倒的制圧能力で一方的殲滅。その一方でフィルマさんの方はフィルマさんが夜のうちに忍者宜しくの全住人の暗殺。そしてフィルマさんはそのまま北へ、魔王城よりも北へと向かいます。彼女の目的は進攻作戦ではなく北の迷宮の攻略とそのボスの打破であるため。
そしてフィルマさんとの戦闘になります。彼女は主人公のことが好きで、それにより半ばストーカー気味。ヤンデレとストーカーの違いっていうのは色々あるかもしれませんが彼女はどっちかっていうとストーカーの方だと思います。彼女の持つ決闘スキルは今回の事を目的に作ったわけではないですが、もともとそれに近い目的はあってそれを理由に作ったものだったりします。彼女のスキルは他にも監視や盗聴スキルなど、主人公がスキルメーカーに入った場合それが分かるスキルが多く存在します。この世界でももちろんそれらのスキルは有効であり、常に主人公の状況は監視されていました。最もフィルマさんは監視目的の監視ではないので他の人に言うことはありません。主人公の事情を把握しているのはその手の監視による情報を持っていたから。
決闘スキルを利用しお互いに自分自身をかけた戦いに持ち込んだのは、主人公の今後に関して彼女が把握していたからです。主人公は神の座に神を引きずり下ろしつくことになりますが、その時彼女が同じ場所にいられるわけではない、その場合どうすればいいかと言うことでじゃあ主人公のすべてを自分のものにすれば、自分を主人公の上位者の立場にすれば主人公が神の座に就いた後その傍にいられるのでは、というかなりあれな想定から。
ちなみにこの二人普通な生活であれば少々ストーカー気味でありますがフィルマさんが普通に主人公に告白して付き合うことになると思います。なんだかんだで付き合い長いし、結構主人公も彼女に好意はありますので。
戦闘において少々フィルマは強すぎますが、彼女はそもそも神儀一刀と呼ばれる流派の剣技を少しだけ学んでいます。平和な世界である彼女たちの住む世界では本当にただの剣の流派でしかないのですが、それが異世界に持ち込まれたためその片鱗を見せています。一応彼女にはその剣術を扱るだけの才能があったという設定。もっともその剣術に関してもちょっとしか学んでいないのですが。
戦闘において主人公のチート化の進行。もっともそれくらいできるようにならなければ今度の神との戦いに差し支えることになるのですが。実はこれ書いている途中にフィルマさんに対抗できるようにと言うことで増えた内容だったりしますけど、実際神相手にまともに戦って勝てるかと言うのは疑問です。一応チート気味なスキルはあるけどそれだけで倒せるならそうそう神と呼ばれるような相手ではないでしょう。また今後神としてやっていくのであれば相応の力の使用ができるべきでしょう。ある意味この先に必須な物事を学んだ形です。
魔王戦はかなりあっさり進行、まあ魔王は一応の前座ですし。天使と比べれば一回殺すだけでいいそこまで大変な相手ではありません。そして三迷宮に存在する楔の存在が破壊されていることで魔王はようやく自分の役割が終わるかも、ということを理解します。この世界は一種の繰り返しを行われており、魔王はその舞台装置として機能しています。ずっと人間の敵の魔王として繰り返し存在させられ、何度も殺されることになっています。神がそういうことをしていて魔王も辟易しているところにそれを覆す出来事が起き、魔王さまも少し喜んでい亜m素。もっともまだ結果はわかっていないのですけど。
神様登場、そしてリュージ達にネタ晴らし。ここの神様はかなり性格悪い下種で屑なタイプなので、こういうことをして喜ぶ楽しむ酷い性格です。幸福に終わるはずの物語が無意味に消える、そんなことに喜びを見出した結果がこの世界の現状だったりします。そりゃあ他の神様も問題視するでしょう。ちなみに今まで神の元へと到達したケースはなく、今までのリュージ達と同じようにこの世界に降り立ったプレイヤーたちは帰還による消滅が起きています。そういう意味合いではここの神様も今までとは違う流れで少し面白くは思っているでしょう。もっともすぐにそう思ってたのは覆るのですが。
神様戦。もはや戦いと言う様相ではないですが、神様とかそのあたりの戦いってわけがわからないものだと思います。あれです、中世の時代に現代兵器を持ち込むようなものと思えばいいと思います。リュージ達ではどうしようもない相手ですが、主人公は対神で十分な戦力となっています。しかし実際のところ、神様相手に互角……さらにいえば主人公が優勢に進めているように見えて、実際は神様の方が格上です。互角以上に戦えるのは単に神様がその圧倒的な力でごり押ししかしておこず工夫を怠っていたため。それゆえに力のより上手い扱い方を心得ている主人公の方が一時的に強い状態です。また主人公が使う力の方が相手の使う力よりも出力的に少し上であるというのも理由。もっとも実際のその力は相手方の方が上。主人公がバケツ一杯の水をエネルギーとして持つなら神の方はビニールプールレベルとかそういう感じで総量の差があります。なので持久戦になったら主人公が負けることになるでしょう。
最終的に神を撃破しますが、実際のところ神は死なないので一時的な撃退にしかなりません。本来は。そこで登場するのが神格の剥奪の権利を持つパティと言う存在、そしてそれを主人公に譲渡した結果、主人公が神の持つ力を奪うことができる状態に。正確なところをいうと神の力というのは違い、創造主の欠片と呼ばれる大きな力の塊なのです。そしてそれは主人公も所有しており、だからこそ神格の剥奪を可能としています。まあパティのようなその権利を持たせたスキルメーカーのブラックボックスに仕込まれていた仕組みの存在がいたから可能だったというのもありますが。
主人公が神様となり、世界の再構成が行われました。元の世界と同じ世界の再構築です。もっとも現在生きている人間はそのまま次の世界へと存在を変えずにつれて行き、主人公の周りの人間であるプレイヤーたちはその家族や友人などの関係の深い人間を記憶から作り出しています。またプレイヤーたちはあまり遠くな場所に配置されず、主人公たちの周りに。そのスキルメーカープレイ時の記憶や異世界の記憶に関しても忘却させています。一応この世界でもスキルメーカー自体は存在する扱いですがもともとの仕様のゲームではなくなっており、ちょっとマニア向けですが普通のゲームとなっています。
主人公は神ですが、現状人間としての生を謳歌しその後正式に神となるという形です。フィルマさんもそのあたりは同じ感じの扱い。なお二人がその力を行使する場合、もともとの姿で戦うのではなくスキルメーカーの時の姿を取ります。まあフィルマさんはそちらの方が戦いやすいでしょう。
と、まあ一番長いお話となった最終稿でした。なんだかんだで長い時間妄想した分長めになった感じ。一応設定自体はそこそこ考えていますが、私の場合設定を明確にきっちりとすることはないのでこんなふうにかなり大雑把な形にしないと書けないのは欠点ですね。あとNPCの意志ありキャラクター増やすとそれはそれで面倒だからということでNPC設定が雑にされています。もうちょっと何とかしないとだめですね。一応VR系統の妄想は他にもあるのでそこで頑張ることにします。
あまり語ることがないのでこの辺りで。私の作品は色々と語られてないあれやこれやが多いとは思いますが、根本的な設定に関しては語られる作品がいずれは……あるかなあ。一応schoolとかは触れているのですが。まあ閑話とか作品クロスとかあればその辺で語るかもしれません。神様関連も恐らく最近神様になった三人が出る可能性は低くないでしょうし。
と、後書きもこれで終わります。これをもって最初の妄想設定作品集を終わりと言うことにします。まだまだ読むつもりがある人は妄想設定作品集二あたりを期待せずそのうち投稿されるのを待っていればいいと思います。




