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妄想設定作品集  作者: 蒼和考雪
後書きのような何か
474/485

後書き loop

テキストファイル名はroop。loopではなく。

そんな、ループ作品の三つ目の投稿作品です。これに関しては、少なくとも2014年の三月以降の妄想作品ですが……かなり妄想の深い、ずっと妄想し続けてきた作品です。なので、話数は最初の方にしては眺めの二十話越え。まあ、二十一話ですけど。


テーマ:ループし続けるってことは永遠に生き続けるってことじゃないの?


そのままの意味合いです。もし、永遠に同じ時間をループし続けるのであれば、永遠に生き続けることと変わらないのでは、という私の思考の下にこの作品は生まれました。私は永遠に生きる、を目的やテーマとしているところもあり、その一つの答えが神になる、であったりもします。これはそれとは別アプローチの思考です。


このお話は、基本的に主人公の一年間ちょっとの時間の繰り返しのお話です。ループの起点、ループする時間は、成人の日です。ちなみに、この世界では恐らく始まりの時間は朝日の上る時間でしょう。なので、その時間に戻ってきています。現実ならば夜の十二時に戻ってきているでしょう。


主人公の立ち位置は田舎の農家の三男以降、色々と現代知識を利用した農業改革である程度成果をだせましたが、その評価は家に対するものとなります。結果として、三男以降は家に残らず、家を出て独自の生活をすることとなります。主人公であれば、商家の仕事も可能でしょうけど、通常そういう所とつながりがないと中々雇ってもらえません。職安のようなものはないですし。結果として、冒険者になる道を選びます。多くの三男以降はそういう冒険者になるか、家族や知り合いの繋がりで雇ってもらうかです。田舎の出には選択肢がありません。


戦争に関してですが、この世界の戦争は侵略戦争のような街を攻めて奪うとか、そういうタイプではなく、基本的には戦国時代な、場所を決めての合戦みたいな感じです。その最終的な結果、戦果でお互いに国をどの程度相手に渡すかを決めることとなります。そうしないと、奪った土地に禍根を残したり、農地や街の建物などにも被害が出るからです。

それらの戦争の兵士は、正規の国の軍と、冒険者です。冒険者ギルドに対し国は出資しているため、ギルド側に断ることは出来ません。そうして集めた冒険者の兵士と、軍で戦うのです。後ろには魔法使いもいます。ちなみに、王族も来ており、場合によっては王族に被害が出ることもあるでしょう。出てくるな、と言いたくなりますが、お互い出てきて、相手を討ち取れば国をとれる、と言う状況にしなければ、本当に戦力の削り合いになるだけです。それはよろしくありません。そうせざるを得ない、というのが実情でしょう。そんなやり方だからこそ、死神の存在が大きな結果になったのですが。


死神さんはヒロインです。自身が強いと言うことを自覚し、それにより特別扱いされています。元々は普通の子でしたが、国が召し上げ兵器として、戦士として使えるように戦闘を教え、戦いの権化のようにしたのです。その結果、自分より強い相手を求める、自分を受けられる存在を求めることになったのです。国に仕えていますが、彼女をどうにかすることのできる人間は現状いません。つまり、裏切ろうと思えば裏切ることができます。そのことに関して彼女も理解していますが、そうするだけの理由がなかったのでしていません。そして、今回戦争で戦場に出ることになりました。

彼女は先祖返りですが、それにより強者として存在できています。実は、先祖返りは竜への対抗策と言う設定があるのですが……まあ、それは後々。主人公は彼女に殺され、ループすることになりました。それ以後も、冒険者となったら戦場に出なければならず、毎回彼女と闘い死ぬこととなっているのです。


季節、風の季節と言う言葉ですが、春の事です。それ以外も夏は日の季節か葉の季節、秋は色の季節か実の季節、冬は雪の季節か氷の季節など、環境的な呼び方をしていることでしょう。細かい設定はしていないと思いますが。


この作品、ループと銘打ってますが、厳密にはループではありません。じゃあなんだ、と言われると説明が面倒なのですが。

この世界は、主人公の成人の日を起点に、それまでの時間をコピーし、別の世界として作っています。そして、主人公のいた世界は主人公が死ぬと、世界の終わりまで急速的に時間を加速します。主人公は、別の世界の始まりの起点の自分に憑依し、その存在を上書きします。記憶は同じもの、精神もそれまでの経過が同じであるため、全く同じものとして自分自身に吸収、そして自分を吸収したことで主人公の格は自分の分だけ上昇、それが主人公の魔力の上昇の秘密です。主人公のいた世界は、起点の時間まで戻され、主人公が移動した世界と同じようになります。つまり、二つの世界を往復しているのが実際の実情です。微妙にループではない、と言えるでしょう。ループと大して違いがあるわけでもないのですが。厳密には違う、と言うことです。


冒険者のクルドさんたちは、元々の設定では二人の兄妹で、妹さんはヒロイン候補でしたが、どう絡ませるか、そもそもヒロイン候補と言っても、最終的にセリア意外と一緒になる未来がないため、一ループでの関係です。それくらいならない方がいい、ということでなくしたのかもしれません。まあ、実際どうやって仲良くさせるか、一緒の探索とか書くのは難しいので。

設定が変わった部分はもう一つ、主人公の武器もありますね。主人公の武器は元々剣ではなく、棍の予定だったのですが……ちょっとそれだと扱いにくい、動かしにくいと言うことでスタンダードに剣になりました。その分、剣の強さの設定やら、素材の設定やらが増えたような気がします。


ちなみに、主人公のループの要因は、最初に話している、永遠に生きたい、という願いが原因です。本当に心の奥底にある、本人も自覚しきれていない願いです。なので、何故ループを神からもらい受けたのか理解していません。また、都合のいいループではなく、どんな条件であれ死亡したら、起点の時間に戻る、と言う地味にきついループです。寿命すらアウトなので。結果的に、主人公は死なない道を選ぶ以外に未来はなくなりました。ある意味地獄ですね、無間地獄。


魔術に関しては色々とありますが、師匠に関してもそうですが基本は元々の設定どおり。その本質に関しても同じ。ただ、竜が力の源と言う設定は後付けだったと思いますが。竜の存在の意味合い、理由づけ、封印による弱体化の理由など、色々と考えた結果そうするのが良いかな、と言う結論に。六属性と六竜に関係性がない、なんて言いにくいですし。

魔力の量と放出量の関係、魔力は多ければ多いほど、魔力の放出量が多い、と言う感じです。ただ、その放出する穴の大きさは一定の量以上で一定の大きさまで広がる、みたいな感じです。なので、明確に等級分けができます。どうしてそうなるのかは不明ですが。そういうものだと思ってください。


作中に存在する金属、魔銀、神鉄、世界鉱。魔銀は魔力との親和性が高いと言う設定、まあ、ミスリル系、ミスリル銀とかそんな感じなので、そうなるでしょう。逆に、神鉄は魔力を弾く、通さない性質。故に、作中でセリアの武器として魔法の対処に使われています。流石に普通の武器ではあんな芸当は出来なくもないですが、持たないです。


前時代の人類は、天使や鬼のような、今の人類と似通ってはいる者の、色々と違う人型の生物が世界の支配者となっていました。彼らは竜によってほぼ絶滅したのですが、どこかに生き残りがいる可能性はあります。一応、現在の人間は彼らの血を引いていますが、その血はもうほぼ残っていないとみていいでしょう。そんな中、自分たちの扱う力を同じ力を扱える強者が生まれるように、時限発動のシステムを作り、先祖返りを作ったと言う設定。


パティは記憶の問題に差し掛かる主人公の記憶維持の補助を行う使い魔。魔術の根源的性質、その中の精神に関する闇属性を利用したものです。本来、ループで引き継がれるのは本人の精神。記憶も含めた諸々ですが、基本的には精神と魂です。なので、筋力などは戻ってもそのままですが、魔術の経験や技術は別に持っています。重要なのは、精神が引き継がれると言うこと。ならば、精神に纏わせる、つなぎとめる、撃ちこむなどでくっ付けた何か、はどうなるのか? パティの作成はある意味実験であり、将来へ繋がる一手、と言うことです。

パティは、また別に色々とあります。それに関しては、最終稿で話すと思います。


竜との戦闘は一番厄介な内容でした。何が厄介って、大質量の強靭無的な生物がかなりの高所にいたらそれだけでどうしようもなくなるからです。特に人間は空を飛べるようにはできておらず、魔術やら何やらを利用してもほぼ自由な飛行は難しいからです。ゆえに、空中戦闘ってすごく面倒くさいんです。かといって、竜を飛行させないわけにもいかない。機動性の関係もあるし、竜は基本的に空を飛べる方が基準だし、といろいろと。

そのため、空を飛ばせないようにセリアの設定……というよりは、先祖返りや魔術の根源の設定と過去の人間の使っていた力の内容を加味してなんとかしました。こういう設定していない部分に無理やりこじつけられる内容をねじ込んで解決するのは後々にも出てきます。設定があいまいだからこそできる裏技です。本当はしない方がいいんでしょうけど……何故か、敵が強くなるパターンや、内容的に想定通りの動きにならないことも多いです。妄想ではあっさり倒してますが、そういう妄想ではどうやって倒すかを全く考えていないからです。無責任な内容ですが、まあ、妄想ですから仕方ないでしょう……

あと、師匠にも動いてもらい、特殊な素材を提供してもらいました。そのあとはパティにも特殊な動きをしてもらいましたが……これは少し特例ですね。


そういえば、自分で設定して忘れていますが、前人類の持つ力はの行使は神鉄や世界鉱性の補助具が必要、なんて設定もありましたね。これに関しては、セリアの魔術……能力の強化のための設定みたいな感じですが。現時点でのセリアが本来発揮できる最大ではなく、歪んだ力の形でしか行使できないのを、道具をもってただす。先祖返りと言う特殊な設定だからこそ、うまく組みこめたかもしれませんが、結構強引、無理やりな感じです。まあ、仮にセリアが色々とできるとしても扱いきなかったでしょうけど。このときついでに主人公の武器も強化して戦闘参加できるようにしてます。これ以前の竜戦では全くダメージを通せなかったので。


ループ物はある作品がアニメ化されたり、海を渡った先で映画化されていたり、とある三日間の繰り返しのアレなゲームであったりと、色々ありますが……根本的に、ループの原点は時間移動、過去に戻ってやり直す逆行物の一種に近い所があると思います。その手の作品は二次全盛の時代に手を出しましたが……厳密にはそういった作品はループとはいいがたいでしょうね。でも、そういった作品が私のループ観に影響を与えているものだと思ってます。


まあ、書く内容はこんな感じでしょうか……実はroopはリメイク案件です。この作品、一度妄想から消えたと思ったのに、またその内容での妄想が時々始まったからです。他は全然収まったのに、これだけ無性にでてくるんです……もう一度、しっかりと作り直して投稿しなと駄目だな、と感じたので。私としても、最初の方に書き上げたこの作品は話数で言えば同じ妄想期間の長い作品と比べると短めなせいもあるでしょう。それを心苦しく思っていたのかもしれません。

ちなみにリメイクと言っても、大まかな流れ、話の作りに違いがあるわけではないです。あくまで、より精密に、しっかりと、って感じになると思います。

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