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妄想設定作品集  作者: 蒼和考雪
後書きのような何か
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後書き doll fantasica

後書きと言う名の何か doll fantasica


後書きと言っても、何を書けばいいのかがわからない、そんなときはとりあえず本編中にかけなかったことや、あれやこれやと書きたいことを好き勝手書け、ということで、思いっきりはっちゃけて書くことにしました。

基本的に私の作品にはテーマ、というか、そもそも妄想を小説っぽいものにしたものなので、そのきっかけとなる内容があります。おおよそすべての作品にはそういうテーマがあります。もちろん、この作品にも。この作品のテーマは……


テーマ:VRMMOではないVR作品


という妄想で始まった内容です。最初に出た案は、ドールに意識を接続し、操作するバトルや、異世界っぽいVR世界に存在するNPCの中に入り込み、そのNPCと協力してプレイする、と言う形の二種類です。しかし、前者はVRではないけど似たような作品を知っているなあ、とか、後者はやりづらそうだなあ、ということで、いっそのこと、VR世界だけど、直接プレイヤーがかかわらないタイプのVRバトルに使用、ということで、VRペット同士を戦わせるタイプの内容になりました。これはこれで別に近い作品はあると思いますが、まあ、それはいいです。


そもそも、妄想自体はそれでいいのですが、この作品を書いて投稿する切っ掛けになったのは、この妄想で頭の中がパンクしかけたから、という微妙な理由です。まあ、そのまま処理しきれず、内容が消える、埋もれる、そんなふうになったら嫌だなあ、ということでこの作品が最初に投稿されることになりました。

ちなみに、題名は適当につけた物、テキストファイルのファイル名です。多分、似たような名前と言うか、そんな感じの作品の名前に影響を受けているものだと思います。



作品内容としては、導入的に書いててむず痒い感じで、正直ぐぬぬと思っていた感じですが、まあ、今はもう気にしません。ひたすら書いて放り込むだけです。作品的には、VRゲーム、VRペットとしての側面の強いゲーム性を持つVR製品、ドールファンタジカの購入から始まりますね。第二陣以降、少なくとも一番最初の発売時からのお話でないのは、だいたい前評判やベータでの色々を知っている友人がいたりとか、その手が多いので、まあ、やったことない人間での第二陣での参加、と言う形で書いたのですが、普通のVRMMOものでもないくせにそんなことして何か意味があるのか言いたいですね。ちなみに、作中にあるVR作成当時のMMOが多いネタは、昨今のVRMMOの小説がいろいろ出ていることに対するネタ、らしいです。実際のVR……は、むしろホラーの方が多くなるのかな、現状を見ると。


人型が使いにくい、などと最初に言われていますが、それらの説明は大体作中で説明されています。

術式魔核と呼ばれるものが、ドールの力の源であり、術式を刻む土台です。水とそれの入っているペットボトルをイメージすればいいでしょう。その中に入れられる水が、戦闘におけるドールの動力です。それらは、体を動かす、術を使う、そういった用途に使用されます。

それとは別に、術式魔核に刻む術式があります。これは、ペットボトルの中に入れる砂です。ペットボトルに砂を入れた分、水は入らなくなる、その分エネルギーが少なくなると言うことです。砂を入れられればいいですが、術式を書くのが未熟ならば、石片になり、ロスが大きくなるでしょう。

この術式魔核は、人型のような、身体能力が低いほど大きくなり、逆に竜型のように身体能力が高いほど小さくなると言う傾向があります。それゆえに、人型はエネルギーが豊富ですが、その分単体での強さは弱く、竜型は強靭無的な強さを誇りますが、戦闘時間を使いきれないほどにエネルギーが少ない、ということです。

このあたり、中身でちゃんと説明されているとは思いますが、まあ、もう一度。


人型が使いにくい理由は、身体能力の低さをエネルギーの高さで補うのですが、その分術式が必要なことです。特に、剣を扱う技術、なんかも重視気にしなければならず、身体能力は大して変えられず、技術を得た状態にしても、エネルギー的に獣型と大して変わらなくなる、ということになることが多いからです。そして、獣型には最初から組み込まれている本能が存在しており、もともとの身体能力の高さ、爪や牙を持つがゆえに、攻撃力が高く、人型よりも強い。

代わりに、人型は学ぶ、覚えることで強力になっていきます。経験記憶のシステムですね。つまりは、人型は大器晩成型なんです。そこまで育てるプレイヤーが少なく、使いにくい、弱い、と多くのプレイヤーが言ったことで悪評が広まった、という話です。購入者も多かったでしょうし。

ちなみに、このドール、多少のおさわりはできますが、倫理的にアウトなことは出来ません。そういう目的での購入者は悔しい思いをしたことでしょう。


作中の登場人物は、先輩、友人、対戦相手A、Bの四人、他も一応いますが、名前の設定があるのはこの四人。祐司、朝井美弥、沢木香苗、新井良治の四人です。祐司だけは名前だけ、名字の設定がありません。ヒロインは先輩さんですが、もしかしたら沢木さんも可能性だけはありました。ただ、その場合先輩さんがとんでもない動きをして、結果的にひどいことになるため、没案です。最終的には全員集合した形でVR世界で上位到達のお祝いをしています。


沢木さんは、最初の特殊対戦相手、ダブルス戦の人ですね。再戦要求相手にドールを買ってやるっていうほどにはガチのダブルスプレイヤーです。なんでシングルでの戦闘をやったんだ、と言いたくなる程度には。この辺は勝てるかどうか、でいうと正直ご都合的です。先輩への相談もあり、なので勝ったと言うことで……と、言うのは冗談ですが。恐らく先輩は、何度かダブルスやっているので、その経験上の話をしたのでしょう。それによる対策のおかげ、と行った所でしょうか。それ以上に、不意を打つインパクトの大きさの方が重要だったとは思いますが。前提を覆す、条件を変える、は後々でてくる先輩の戦法ともつながっています。


新井さんはサバイバル戦の相手、作品中に置いては三戦二勝一敗の結果です。勝ち負け勝ち、最初はシングルでいつもの闘い方ではないですが。実質、相手の土俵で勝利したので、智治の方が強いとはっきりはしているでしょう。サバイバルは特殊な場所、条件下であるため、マスターの指示を制限する必要があり、マスターが見れる範囲が狭まります。ドールに頼った戦闘スタイルが強くなるでしょう。基本的には自然状況において生活する動物系統が有利な条件です。珍しく、新井さんも人型使いではありますが。なんというか、兵隊のイメージのドールです。迷彩服など。ちなみに、彼との戦闘は主人公にとっては大きな契機となる戦いです。これにより、刻んだ術式の能力の使い方に覚醒し、Bランクまで到達できた、と言うことですね。


大会に関しては、四十七の都道府県から各一人、運営側の人間から一人で四十八人で一度試合をして、二十四人にした後、前回優勝者八人を加え三十二人になった段階からが本番です。トーナメントだから、おそらくシード的な感じですね、多分。ちょっと面倒くさいやり口だとは思いますが、そんな感じです。VR、電子空間でネットワーク通じてるんだからもっとうまくやれるんじゃないの、と書いた自分自身で思う程度にはスマートではない手法ですね。県大会も、地味にサバイバルでのバトルロワイヤル形式で四人選別してからトーナメントですし、運営側もっとうまくやれよと……書いたの私ですけど。

大会は基本的にシングルバトルですが、最初の選別だけはサバイバルですね。ダブルスやサバイバルの大会に関してはあるかは不明。決めてません。


祐司くんは、基本的にドールに対してはペットとしての運用がそもそもの目的です。家でペットを飼えないので、電子空間でペットを飼おう、と言うことです。一応VRMMOの類でペットを飼えるVRゲームはありますが、そういうものはそもそもペットそのものが目的ではない、ということでやっていません。そういう意味合いでは、ほぼ電子ペットと言えるドールファンタジカは目的に沿うわけです。ただ、ゲーム要素もあり、そちらもできる以上、そちらもやるという方針ですが。

ドールに関しては、単純な強化しかしていません。巨大化と純粋な筋力強化。それにより『単純に強い』という強さを得ます。強化系が一番強い、とはいいますが、単純に強いと言うのは厄介な強さだと思います。変な能力をつけるよりも強いです。何でこんな術式の刻み方なのか、というと本人が犬として強くする以上のことをする気はないから、です。


名前のあるキャラ、最後の竜相手、それ以外のドールは基本的に割と重要ではない内容です。戦闘があってもだいたいは。しかし、今回のケルベロスに関しては、少々話が違います。もともと、雑に書く予定でしたが、ここでなぜか普通に戦闘シーンを入れてしまってます。そのおかげで……というか、そのせいで、どうやって買ったらいいかわからなくて酷いことになりました。勝ち筋を考えるのが大変でした、マジで。作中の主人公の心境は書いていた私の心境でもありました。やばい、予定が狂うって。まあ、ユアの発想のおかげでなんとかなりました。よくあれを思いついたと思いました。まあ、あれは一応ある作品に似たものがあるのですが……それを思い出し、また、最初にだした、自分の体の一部を作る、という発想から自分の分身を一時的に作り出す、と言う形になったわけです。こういう、書いているうちにあれ、うまくいかない、予定と違う、やばいってパターンは以後も多いです。困ります。


先輩は、トリッキーなタイプです。悪戯好きというか、正攻法ではない邪道ばっかりやるタイプです。それが如実にでているのが先輩の戦闘スタイルですね。持っている武器にすら仕込むくらいです。ああいった不意打ちは、実際のところ大半は人型以外には通用しません。言葉に対する反応は知性を持つが故、理解できるが故ですから。なので、基本的に先輩が上位にいるのは普通に実力です。

大会前に先輩がしている質問は、つまり主人公とと戦うことになった場合にどうするか、の選択です。主人公に言われた通り、手抜きと手加減は違う、手加減はするけど全力で、が大会での戦闘です。本気で戦う場合、先輩はドールとシンクロしてたたかいます。サバイバルでは意味はないですが、シングルだとマスターは上空からの視点、みたいなドールの視点とは別の視点があるのですが、それをドールと共有する。また、マスターの思考もドールと共有されます。つまり、指示出しを口でする必要がなく、その分指示のラグがないということです。ドールの強さが上がるわけではありませんが、これによりかなり有利、優位に戦えるようになるわけです。ちなみに、先輩のドールはキャラクターのモチーフと言うか、あるキャラクターをイメージしています。飄々とした槍使いのおじさんキャラです。

先輩がドールファンタジカをプレイしている、というのは、明確には言っていませんが、普通に主人公の質問を理解し答えている時点でなんとなく、あ、この人やってるんじゃないか、って思えるような感じにしているつもりです。

なんで匿名的なプレイ方式なのに、先輩は主人公の正体が分かったのかって? …………さあ?


どうでもいい話……ではないですが、だいたい私の作中設定は、その場で作っていることが多いです。例えばドールの声が主以外は聞こえない設定、とか。こういうの、結構多いです。私の作品は、大まかな設定はしていますが、それでも設定されていない諸々も多いです。なぜそうなっているかは、こんなふうに設定を追加していく場合に余裕があると追加しやすいから、です。根幹部分は変えませんが、付属品が増えることは多いです。


実は作中ではベスト四ですが、本当は決勝で竜と闘わせるつもりだったりします。しかし、バトル一つ増えると手間だと言う点や、主人公がBランクでいきなり決勝まで行くのはどうだろう、と言うことでベスト4ということになりました。本当ならベスト8ですらとんでもない結果なんですが。どう考えてもBランクに上がったばかりのマスターの残す結果ではないです。


だいたい書きたいことは書いたかな? 恋愛要素はまったくないですが、一応先輩は主人公に好意を持っている設定。作中で全くそんな感じはないよね、と言いたくなりますけど。もっとうまく書ければよかったんですが……まあ、最初だし、こんなものでしょうか。いえ、後の作品がうまくかけていると言うつもりはないですが。ところで、この作品もそうですが、私の作品のラスボスって……と、良く思います。だいたい竜です。まあ、こんな感じで……ドールファンタジカの後書きでした。

以後の作品の後書きもこれと同じ感じでいろいろと書きたいことを書いていく形になります。

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