はうんどっ!
初投稿となります。
至らぬ部分が目に余るとは思いますが
よろしくおねがいします。
日常って言葉は
俺の中では実に甘美で、何にも勝る平和を象徴している言葉だと思っている。
ここ夜桜高等学校は俺の学力に合った学校で
偏差値も俺の住む夜桜坂の町の中では程よい値で
特に受験勉強に苦渋することなく進学できた。
よって、俺の日常は
無駄な努力は極力避け、それでも充実したスクールデイズを満喫できる。
そんな理想的な構図に従い選択してきた結果の産物と言えよう。
が、俺にはこの高校に進学して1つだけ苦手なものができてしまった
女だ。
この夜桜高等学校は、ほんの数年前までは女子校であったのだ。
その名残もあり、うちの学校の生徒の8割は女子で構成されている
元より俺は女性との関係をあまり持ったことが無い。というか皆無である。
そもそも進学を決める上で、高校の生徒数や学校の地形などの事前調査を怠っていたのが
この女子地獄という名のアリ地獄に自らトテトテと嵌ってしまった原因でもあるだろう。
ていうかそれ以外に理由は無い。
常日ごろから平穏な毎日を望む俺は
極端に必要最低限の勉強以外の予備知識を省いてしまう癖があり
まぁ平たく言ってしまえばナマケモノに近いものに部類されるだろうが
必要な情報を上手く取捨選択し
余分な思想には至らぬような脳に構造が成り立ってしまっているようなのだ。
余計なこと意外は考えないというか、なんというか・・・・。
それはまぁ今は置いておこう。
重要なのは今だ、現在だ、なう!
女子が過半数を占める高校に入学してしまったとはいえ
やはりその手の目的で入学してくる下心丸見えの男子生徒も少なからず居る。
よって俺も自動的にそれの仲間へと割り当てられてしまいがちだが
俺は、ここが数年前までは女子校であったことを知らなかったのだ。
ディスプレイ越しにこれを読む諸君には、そこらへんを失念しないでもらいたい。
だがまぁ、そういう下心に満ちた奴ばかりだが
イイ奴もいる。
俺がココに入学して真っ先に喋りかけてきた男がいた。
そいつの名前は朔戸隆之
気さくで面白いやつだが
やはりその手の奴らとは寸分違わず、ハーレム目的で入学してきたらしい。
「いやぁ~!ホントに女子ばっかなのかなと半信半疑だったんだけど、やっぱ本当だったようだな!」
というわけの分からない言い分を喋り出すなど、よく分からん奴だが
ココに進学してから初の友人となった。
そして入学して4ヶ月が経った今。
俺は今まさに、非日常を強いられようとしていた・・・。
「私の忠犬として、この学校の王座に登り詰めなさい!」
「はぁ~?」
To Be continued.....
ベタ過ぎる冒頭からの出発ではありますが
いかがでしたか?
長編にしようと思っていますので
今後ともよろしくです!