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Re;別れ

━━━昼休み━━━

『恭子〜緊張してきたょ!!!』

「そんな自分の彼氏なんだカラ!!!しっかり!!!でもやっぱ誕生日のことじゃないかなぁ???」

『そうだといいなッ!!!』

でも玲太の話はたぶんコレだと思うんだぁ...なんかちょっとヮクヮクしちゃうな。

『それじゃぁ、行ってくるね!!』

「ちゃんと言いたい事いうんだよ???応援してるからね!!」

『うん!!!頑張るよ。それじゃぁバィバィ!!!』


バタバタバタ・・・

なんとなくハッピーな予感がしたんだ。


『ごめん。玲太まった???』

「ううん。いいよ。」

『それで話って???』

「俺ずっと言おうと思ってたんだケド・・・」

ドキドキ・・誕生日の事かな?


「お前さぁ、なんでそんなに静かになっちたの???俺と付き合う前はもっと元気よかったじゃん。」

・・・えっ?

「それに俺ばっか話ししてるし、一人で話してるみたいでかっこ悪ぃし、俺がなんにも話さないと会話なくなんじゃん。俺はいつも元気で笑ってるお前が好きなのに。もっともっとお前のこっ・・・」

『・・・そんなの玲太もじゃん!!!!!!!』

いっちゃった。こんな事いいたいんじゃないのに言葉がとまんない!!!!

『今日なんの日か知ってる?』

「は?」

玲太、私の誕生日覚えてなかったんだぁ。

『私は玲太の話聞くの大好きなんだよ???それってそんなにカッコ悪いの?私だって話たい

事いっぱいあるケド緊張すんだもん!!!それに、私だって玲太の笑う顔が大好きなのに、最近の玲太はため息ばっかで全然笑ってない!!!それは私の存在が重いからなの?って思っちゃうじゃん!!!』

あれっ?私泣いてるし。最悪だょ・・・

『玲太はカッコばっか気にしてて、私が一番分かってほしい事なんにもわかってないじゃん!!!』

「俺だって緊張すんだよ。じゃあ、お前の一番分かってほしい事ってなんだよ!!!言ってくんなきゃ分かんねぇよ。」

『玲太は彼女いんのにいろんな子とすっごいなかいいし、学校でも私には話しかけてくれないのに、その子達にはいっぱい声かけて、ケータィもいろんな子のメモリーでいっぱいじゃん。他の子の誕生日は覚えてるのに、私のはおぼえてなぃ!!!!!』

「え・・・」

『もうヤダ。これ以上無理だよ。私には玲太が他の女の子と仲良くしてんの見るのたえられない。そんなに心広くないよ。・・・・・・・・もぅ、別れよう。』

「は?なんなのお前。別れたいのかよ!!!本気で別れたいのかよ!!!」

『・・・・・・・』

「もう、いいよ。分かった・・・別れよう。なんかごめんな。今まで俺お前縛りつけてたみてぇで。なんかつき合っても俺の一方的な片思いみたいだったな。」

『それはちがっ!!』

「言うな!!!それいったら俺、渚と別れたのなっとくいかねくなるから。」

『・・・でもっ』

「じゃあな。」



そのあと私はすっごく泣きました。あんなに泣いたのは人生で初めてです。

自分から『別れよう』って言ったのに何であんなに泣いたのかは自分でも分かりません。


〜♪♪♪  メールだ。


Dear 渚

まだぁ???今どこ??みんな待ってるょ♪

   by恭子


そうだ。みんなが誕生日のパーティ開いてくれるんだった。


Dear 恭子

今家だからもうそろそろで着くよ!!!

   by渚

・・うそついてる。でもこれはみんなが私のために開いてくれてるパーティだから・・・

早く涙拭いていかなきゃ。この続きは家に帰ってから・・家に帰ってからいっぱい泣こう。


ピッ。━━送信━━

送信しました。

タッタッタッタッタッ・・・

  



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