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No,玲太2

ピーンポーン。…………ガチャ。

「渚、おはよう。」

『お…おはよう。ちょっと、待ってて。』

いつもの通り玲太が来た。今日も髪を立てて、香水をつけて、準備万端らしい。

私は周りの目を気にするのも分かるし、オシャレをするのも分かる。

もちろん、彼女にはかっこいい姿を見てもらいたいって気持ちも分かるけど…。

私が今、一番ほしいのはそんなんじゃなくて─…

ガチャ。

『ごめんね。じゃあ、行こっか。』

「うん。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「お前さ、なんか最近変わったね。あんま前みたいに笑わなくなったし。」

変わったのは玲太の方だよ。前は絶対お前なんて呼ばなかった。

ちゃんと“渚”って呼んでくれた。今の私はそんな下らない事まで気づいちゃうんだ。

なんか自分が恥ずかしいよ。

『そんな事ないよ?玲太が思うより私は笑ってるよ?』

「そっか…。」

玲太がため息をついた。そういえば最近、玲太ため息多くなったなぁー。

「俺、今日竜と帰るから、先帰ってていいよ。」

竜君(りゅう君)は玲太とは長い付き合いらしい。もう玲太の事は分かりきってるみたい。

なんか、うらやましい。

『うん。分かったよ。』

いつもはあっという間についちゃう校門までの距離が今日はすっごく長かった。

『じゃあ、教室いくね。』

「うん。あっ!あのさ、今日の昼休み裏庭来てよ。」

『…?分かった。じゃあね。』

「うん。じゃあな。」

遅刻ギリギリで2年A組に入ると、今日の時間割を見て肩を落とした。

“数学”

最・悪だっ!!

思った通り授業は耳に入んなかった。今日の玲太の言葉が頭の中をめぐってた。

もういくら考えても分かんなかった。とうとう決心してもう一人の親友、恭子にメールを送った。

“ねぇ次、保健室行かない?話しがあるんだ。”

返事はすぐに来た。

“なんか悩んでるね。顔に書いてあるよ。うん、行こう”

よかった。

数学はあと10分。ちょっと寝よう。気持ちを落ち着けよう。

頭の中ではこう思っていけど、心は正直ですごく複雑な気持ちだった。


3話目出来上がりデスっ!もうちょっとで深い内容に入れそうです!!読んで下さってありがとうございました(^⊆^●)

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