No,玲太
中学2年の秋───。
「あ〜あ。とうとう夏休みも終わちゃった。」
『ねー。すっごい短く感じたー。』
「うんー。」
私、(野花 渚)は親友の米倉 杏とこんなくだらない話をしながら
家路へと歩いていた。
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「…そういえば彼とは最近どうなの?」
『うん……。上手くいってるよ///』
本当はそんなんじゃなかった。でもそんな事杏には言えなかった。
だって杏は彼(奥野 玲太)の事がずーっと、ずーっと好きだったから。
「………そっか。」
私はつい最近の夏、玲太に告られた。
もちろん告られるまで玲太の事は大好きだったし、今も大好き…だ。
玲太といるときは毎日が楽しかった。私達はいっつも笑ってた。
どんなにささいな事でも、どんなに周りが面白くない事でも私達だけは笑ってた。
私はそんな玲太の笑う顔が大好きだよ?
でも最近はちがう━……
何かがちがうよ。。。
玲太はもともとモテるし、女づきあいもいい方。ケータイにも女の子の名前がいっぱいある。
だから私はいつも不安にさせられるんだ。愚痴を言えば山ほどある。
そんな最近の私達は違うと思うんだ?“好き”だから付き合うのは当然だけど・・・
そんな事を思っていたら杏との分かれ道まできていた。
「━━さ?渚!!」
『あっ!うん、ごめん。』
「平気?じゃぁ、また明日ね。バイバイ!」
『うん。じゃあね。』
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それだけじゃダメだと思うんだ。
2話目が完成しましたぁっ!まだまだ続きそうです↓↓なるべく早く終わらせようと思っているので、あきないで読んでもらえるとうれしいです★★★