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影喰 - KAGEGUI - 白鷺の夜鳴き【推理ホラーゲーム風味】  作者: 臂りき
第5章 静かな朝に潜む名前の歪み
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BAD END③「従属影化(じゅうぞくえいか)エンド」――『灯子の“名前”が黒幕に奪われる』

【結に”名前を与える”場合の分岐】


「……ゆい。

 結。

 あなたの名前、わたしが代わりに呼んであげる」


 灯子がそう言った瞬間、

 結の影が強く震えた。


「だめ……!

 灯子ちゃん……!」


 その叫びより早く、

 “黒い手”が灯子の口元を塞いだ。


 結の影の奥──

 誰もいない空間から伸びてきた、黒幕の影。


「む──っ!?」


 名前を奪う術式は、

 “名前を与えようとした側”が逆に食われる。


 灯子の喉が、

 獣の手で掻き切られたみたいに熱くなった。


(……なに……これ……?

 声が……

 名前が……

 わたしの名前が……抜けて……)


「と……こ……

 と……こ……?」


 結が灯子を呼んでも、

 灯子は返事できない。


 “灯子”という響きが

 耳に届いても理解できない。


 灯子は、己の名前が

 どの文字だったか思い出せなくなっていた。


(わたし……誰……?

 名前……どこに……)


 影が灯子の足元に吸い付き、

 色を奪っていく。


『……ひとり……もらった……』


 黒幕の声。


 灯子は薄く笑ったように見えた。

 でも、その笑みはもう“灯子のもの”ではなかった。


●BAD END:従属影化(名前消失)

灯子の名前が黒幕に渡り、

灯子は“名前のない影の従者”となる。

紗灯影は暴走し、学院は破滅する。

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