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ゴリゴリにコンプライアンス破りまくりの、“昭和のジジイ”を訴えていいですか?

作者: 七瀬







うちの会社に、“昭和のジジイ”が居るのだが、そのジジイが

令和の今でも、やりたい放題!

女性社員の女の子のお尻を触る。

セクハラを社内で平気でしまくるこのジジイ!

男性社員には、パワハラ全開! 大きな声で怒鳴りつけて自分の地位を

周りに見せつけているのか?

偉そうな態度で、社内を歩き回る。

誰もこのジジイに何も言えないから、ジジイは更に大胆に堂々とパワハラ、

セクハラを繰り返すんだ!




『そこの姉ちゃん、こっちこっち!』

『えぇ!?』

『早く来て、俺にお茶でも出してくれないか? ホンマに気がきかん

女やな~それやから、売れ残るんやでぇ~』

『・・・・・・』

『“女は、お茶とコピー取ってたらええーねん!”』

『・・・・・・』

『そっちの姉ちゃん! こっちにおいで~』

『あぁ、はい、』

【キャッ!】

『ええー尻してんな~若い女子おなごの尻は張りがあってええわ~』

『サイテー』

『えぇ!? なんか言ったか?』

『・・・何も言ってません、』

『そうやんな~俺に何か言ったら? 俺は女子おなごでも許さんで~』

『・・・・・・』








女性社員は皆、このジジイのせいで! “泣き寝入り。”

会社の上の人間に伝えても、“済まない! 我慢してくれるか”と言う

だけ、我慢はいつもしてんだよ!

これは! いつまで我慢したら終わるんだ?

上司に言っても、このジジイに何も一つ言えないなんて、、、!

どんな会社なんだよ!



俺もこのジジイの餌食になる事があるから、女性社員のセクハラも

よく分かるんだ!

男性社員には、このジジイは完全にパワハラで大声で吠えまくる!

“仕事で上手くいってようが、いかなかろうがこのジジイには関係ない”

自分の立場を周りに見せつけたいだけ!

俺は偉いんだ、コイツは俺より下の人間、俺に逆らわずに黙って聞け!

ムカついてこのジジイに歯向かった奴は、“即クビになった。”

だから誰もそれ以来、言い返せないでいる。



それに? このジジイは会社でお酒を飲みまくりタバコも吸いまくる、

コンプライアンスがあるのなら? このジジイは訴えられるぞ!

でも? 誰もこのジジイに逆らえない!







 *







・・・でもね? この会社の社長が何十年ぶりかに外から入って来た新しい

社長がなってさ。

このジジイは、“この新しい社長に目を付けられる!”

そうなると? 物凄く早い段階で、このジジイ! 会社の地下にある

“窓際部屋”に移動になったんだ。

やっとこのジジイから解放される!

窓際部屋に移動になったジジイは、3日も持たず会社を退職したよ。

まあ、そうなるはな~!





その後、ジジイは“自殺”したらしいという噂を聞いた。

家で籠って酒浸りになりタバコの数も増え誰とも話さず自殺したんだって。

こんな時代に、“昭和のやり方が曲がり通ると未だに思ってたのか?”

それなら、めちゃめちゃ怖い事だ!


“ただ、命を無駄にするのは? 今時の人間のする事だよね!”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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