…えっ? となった思い出
それは忘れもしない私が十四歳の時の事。
季節はいまくらいだったと思います。
母に頼まれ、買い物に近所のスーパーに赴いた私。
目当ての品物をカゴに入れ、列に並びました。
なかなか混んでいて、通路まではみ出していました。
一人の中年女性が現れました。
私は『あぁ、通りたいのかな?』と道を開けました。
次の瞬間。
その女性はしれっと列に並んだのです!(ちなみに私が一番後ろでした)
脳の処理が追いつかず、『…えっ?』とフリーズしました。
涼しい顔で会計に進む女性。
私は呆然としたまま、会計を終え、帰路につきました。
で。段々、ムカッ腹が立ってきた。
『人が親切に開けてやったら…!』
『二度と通さん!』
『ってゆうか、レジ!割り込みに気付いてただろ!』
悶々としながら帰宅。
時が流れ、レジを打つようになったいま、私は列が出来た際は叫びます
「お先にお待ちのお客様から、お願い致します!!」
いるんですよね…後ろに気付かないフリして、割り込もうとする奴…。
そんなに早くしたいんなら、買い物しなきゃいいのに、と暴論に走りたくなる、器の小さい私です。