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第5話 虹の向こう
ずいぶんと走った気がする
そうしてたどり着いた場所は
ずっと先まで空が広がる
そんな場所だった
空を見上げると
いつの間にか
雨は止んでいる事に気づいた
雲間から挿す
太陽の光は
帯のように空を照らす
走り終えて
肩で息をしている内に
離してしまっていた手は
空に見とれている間に
気付けば
彼に握られていた
その柔らかな手の感触は
心に太陽が差し込んだように
心の中まで温かくする
空にかけられた虹の橋は
どこへ繋がっているのだろう
だけど
青葉くんが一緒だから
あなたが傍にいてくれるなら
どこへだって
きっと行ける
最後までお読みいただきありがとうございます
終わりっぽい感じになってます
詩として投稿してた当時は、実際ここで終わる予定でした。
その後、色々とあって続きを書くことになったので、
まだ、もうちょっと続きます




