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始まりの狼煙

文章力が壊滅的にないので、こんなもんかと思って頂けると幸いです


「今回も負け、そして次回も負け」


暗闇の中、少女は石盤に置かれた駒を片付ける

一つ一つ丁寧に箱にしまっている途中に呟いた


「一つ足りない…」


記憶してある数とある数は異なっていたのだ


そして少女は眼を閉じて

今までの筋書きを観た


「変わってる」


変わる筈のない運命が

記されるべき歴史が変わっていた


急いでもう一度駒を確認する

石盤に置きもう一度闘わせた


すると、先程消える筈だった駒が進んだ

残る筈の駒が消えた


戦局は変わった


今まで一度たりともたどり着かなかったマスに進む

彼女はそれがとても嬉しかった

負け続けていた所に勝ち筋ができた



まだ誰も知らない

誰も気づかなかった何者かによって変わった


自身の未来視が捉えられない者がいる

毎回違う未来が見える


その人物を手に入れれば



この戦いに終止符を打てる



彼女は探した

『運命を変える力』

それを持った者が現れるのは今から五百年後の出来事だった






とある建物の地下深く


石造りの壁にはカンテラがあり

暗い階段を降りていくと


そこには巨大な円の中に敷き詰められた魔法式


そして薄く光っている魔力結晶がある


「準備はどうだ」


金髪の青年の声が響いた


「この調子なら明々後日にでも」


老魔法使いは答えた


青年は魔法陣を横切り魔力結晶に手を伸ばす

手の甲で二、三度叩き尋ねた


「こんなに必要か?」


「あって損はないでしょう」


それを聞き青年は扉に向かった


「一週間後だ、それまでに万全を期せ」



そう言ってその場を離れた




勇者召喚


彼らはその最終準備に入っていた


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