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第4話 使ったことないか

「さてと」

 いろいろとギルドに迷惑をかけた後、自宅へと帰ってきた。依頼を探す前に装備を整える。とはいうがほぼ自分だけだ。イリアは魔方陣を刻んだらしい杖を何本化用意してあるらしいし、メリベルは鎧はともかく剣は下げているし、盾に関してはライオットシールドと言うこの世界では普及していないものを使うので武器屋で調達しなければならないだろう。さらに言えばリズはナイフを常に携帯していた。と言うわけで戻ってきたのは、自分とメリベルだ。

「自分の武器はあるけど」

 武器、要するに銃だ。この世界ではS何々と言う名前で呼ばれており、ライトマシンガンにアサルトライフル、ショットガン、サブマシンガン、ヘビーマシンガンがあり、それ以外の品もあるのだがたいてい銃と言えばSいやササキ式銃が主流であった。ついでに言うとササキとはこの世界に銃を持ち込んだ勇者であり、魔王でイリアの祖父だ。その中で自分が持っているのはアサルトライフのS2、ショットガンのS3、リズがメインで使うサブマシンガンのS4だ。その中でS2とS3を背負う。ついでにそれの弾をリズお手製の肩掛け式革鞄に入れていく。これは腰のあたりにモノが入る部分が来ており、それも箱状になるようになっている。それに弾をS2の弾をマガジン5本分S3の弾を通常弾が50発に、この世界に来たチート持ちが作った敵に当たると爆発する爆裂弾が5発を入れる。ひとまずこれだけだ。ほかの武器は武器屋に行くべきだろう。どうせ盾を買ったり。

「エレナの武器か」

 エレナを連れて行くなら武器を調達しないといけない。

「………タナカ武器買いにいこ」

 エレナもいるようでうなずいている。

「お金あるかな」

「………2000Gぐらい」

 ついでに言うとお金の単位はゴールド1G=100円くらいだ。さらに言うと1G金貨1枚なので結構な重量になってしまう。それを解消するために宝石と鑑定書があればそれも通貨として使用可能だ。金貨の代わりにそれを渡せばいいのだが、今はない。それに2000Gでほかの必要品も揃えないといけないので使えて1000G位だろう。

「盾っていくらくらい」

「………安くて500G」

「つまりエレナの武器は最高500Gか」

 買えてナイフくらいだろう。

「ナイフで大丈夫」

 エレナは首をかしげる。

「なら剣」

 やはり首をかしげる。

「銃」

 首をかしげる。

「武器を使ったことがない」

 頷く。

「使ったことないか」

 かくいう俺もここに来るまで武器なんかはサバゲーでエアガンを使ったくらいだったがそれでもわずかに経験があるといえるが。

「まったく」

 頷く。

「………どうする」

「銃でも持たせるか」

 ちょうどサブマシンガンであるS4があるのでそれを渡すことにする。

「ついでにこれか」

 さらにリズお手製バッグを渡して弾を入れる。エレナは嬉しそうだ。それを確認して剣を1本下げ戦闘用意は完了だ。後は盾買いにいこうか。

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