第39話 嫌な学校すぎる
「ここなら自由に使っていいわよ」
「イリアはこっちに来るように」
と言われ案内された部屋は寮の4人部屋のようで2段ベッドが2つにテーブルが4つ、4つに分けられたクローゼットに細かく区切られた本棚それらが置かれた上で残りのスペースが1畳あるかないかぐらいの狭い部屋である。掃除はしてあるのか少し埃っぽいものの、すべて普通に使えるくらいきれいだった。
「………食事は鐘がなってから、水浴びはなかなかできないけど移動中よりは入る暇がある」
「買い物なんかは」
「………それはない、けど学業で必要なものなら注文できる」
「なるほど」
僻地にある全寮制学校みたいなものだろう、そもそもお金があまりないから買い物なんかは気にする必要はないだろう。
「………あと食事は基本メニューならただ」
「それは助かります、こんなことになるとは思わなかったので買ってなかったので」
「そんなになかった」
「後3日分ほどですね」
「つまりここを離れたら追加で買い足さないと」
お金はたまらないのに使う必要が出てくるとは、結構きつかった。
「………後は、あんまり外に出ない方がいい」
「なんで」
「………授業しているならいいけど実験中なら爆発したりする」
「なるほど」
もう少し安全管理しろよとかと思うが、メリベルにいっても仕方ない。
「と言うかこの部屋は」
「………多分寮の空き部屋、やめた人が出たんだと思う」
「やめる人なんているんだ」
「………授業についていけなくなったり、規則破りすぎたり、死んだりするから」
「死ぬの」
「………稀に」
実験中爆発したりするならそう言った人が出るのは仕方ないだろう。
「でタナカさんこの後どうしますか」
「待機してるしかなくないか、うろつくのは危険そうだし」
好き好んで爆発するような空間にいきたくない。
「………それがいいと思う、1年目の死亡率が高いみたいだし」
「嫌な学校するぎる」
「そういえばタナカさん、エレナは」
そうリズに言われ狭い部屋を見渡すと、見当たらない。部屋は狭いので隠れようがないはずなのだが。
「………探しにいった方がいいかも」
「だよな」
ここまで怖い話を聞いて、行きたくはないのだが行かざる負えないだろう。
「武器はおいておくとして必要なものは」
「………案内」
「ならメリベルよろしく」
「………わかった」
「リズは留守番しててくれ、入れ違いになるのが怖い」
「分かりました、タナカさんお気をつけて」
「ああ」




