プロローグ
新しく始めました
シリーズものですが誰でも読めるように書いていきます
よろしくお願いします
とある世界、とある国、とある場所は今日も静かであった。
「タナカ何やってるの」
「えっ、自分の回想録することないし」
「タナカさんそれならこんなところでしなくてもいいのでは」
「いいじゃん、せっかく頑張ってプロフィールまで書いたのに」
そういって男は書いていたものを見せる。
「おっどれどれ」
「………気になる」
タナカと呼ばれた男の見せている、5人の人が集まっていく。
「まずアルフから」
アルフ、人間の男、職業剣士、剣を持ち敵に切りかかっていく、故郷はどこだか聞いてはいないが幼馴染の許嫁がいた。どっちかと言うと馬鹿。ギルドにてラットキラーと呼ばれている。
「つぎはリズだ」
リズ、獣人の女、職業メイド、とある貴族のメイド(奴隷ともいう)だったが、タナカとアルフに救われ仲間になる、家族に会うために冒険を繰り返し家族と再会したうえでも仲間として戦い続ける。常にメイド服に帽子をかぶって、冒険中の食事、装備の作成などを担当。戦闘の際は銃とナイフを使う。
「こんなところだろう、次イリア」
イリア、クォーターエルフの女、職業魔術師、冒険者ではあったが、事故にあい奴隷商人に売られそうなところを、助けられる。家族に関しては複雑で一説によると魔王の孫と言う説もある。エルフではあるのだが、見た目はほとんど人間である。戦闘の際は魔術を使う。
「次メリベル」
メリベル、ドワーフの女、職業魔術騎士、冒険者であったが、とある集団にとらえられ死ぬ寸前で助けられる。家族は普通にドワーフなのだが、ドワーフ特有の武器政策があまり得意ではなく疎遠らしい。見た目はドワーフにしては背が高いのでほとんど人間であり、常に鎧を着用している。戦闘は剣と魔術。
「でエレナ」
エレナ、人間の女、職業無職、奴隷から助けられた少女。理由は知らないが話すことはできない。馬車を操ることができる。戦闘はしない。
「どうだ」
「的確ではあるが、なんだよバカって」
「それにおじいちゃんのこと出されると困んないの」
「………家族と疎遠じゃないし」
「でタナカさんのは」
エレナがうなずく。
「えっと自分のは」
「見せろよタナカ」
「そうよ」
「………見たい」
タナカ、人間の男、職業ガンナー、異世界からこの世界へと送り込まれた村人。勇者ではないのは期待もされずチートも与えられなかったため。体は元の世界のものなので魔法に関するものすべてが使えず、効果も及ばない。戦闘の際は銃を使う。
「なんか面白いこと付け足してやろうぜ」
「うわ、やめ」
そんなわけでこの物語はチートを与えられなかったタナカの物語である。