表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/19

Alice、ウサギ



持っていた本を

何気なく開いてみる。


ただ、小さな字が並んでいる。


あたしね、この家がだいっきらい

だった。

でも、お姉ちゃんが

いたから頑張れた。


お姉ちゃんはよく言ってたっけ。

「白いウサギが出てくるお話はきをつけなさい」

よくわからなかったな。


ウサギが嫌いなのかな、

って思ってたけど

いつもウサギのチャームのついた

ブレスレットをしていた。


この前、15歳の誕生日を

迎えたあたしに23歳の

お姉ちゃんはブレスレットをくれた。


また、記憶を思い出せた。

今も肌身離さずつけているもの。


そういえば

この本字ばっかりかと思ってたけど

絵がのっていた。


白いウサギ。


その横に

……お姉ちゃん…?


ううん。お姉ちゃんはもっと

大人だからね

このお姉ちゃんにそっくりな

女の子はあたしと同い年ぐらいだし


それにしても

あたしはお姉ちゃんと似てるけど

この子はお姉ちゃんとそっくりだ


若い時はこんな顔だったのかな…



……ねむくなってきちゃった。


…久々にお姉ちゃんを感じられたからかな。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ