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波乱の練習試合
泰我が入部して一週間。艾田も入部テストに合格し、二人で練習に励んでいた。
そんなある日、部室に一通の手紙が届いた。
泰我「なんだ…これ?」
艾田「斬魔中……?」
[挑塔中学卓球部諸君]
今から二日後、君たち卓球部の部員一人と斬魔中卓球部の部員一人で練習試合を行う。万全の状態で挑むように。
[斬魔中学卓球部]
すると、後ろから先輩の盛本冷進朱が覗いてきた。
冷進朱は、昨年のJPKの準優勝者である、頼れる先輩だ。
冷進朱「何だ?」
泰我「先輩!大変です!!斬魔中から果たし状が!!」
冷進朱「何?誰が出るんだ……?」
艾田「ここは冷進朱先輩の出る幕だよな~」
泰我「だよな~…」
冷進朱は一瞬、顔を曇らせ、咲田に報告しに行った。
冷進朱「先生、斬魔から果たし状が来ています。」
咲田「………知っている。」
冷進朱「俺は虎崎に出てもらおうと思っています。」
咲田「駄目だ。」
冷進朱「何故ですか!!!?」
咲田「いずれ分かる………」
冷進朱「………くっ……」
~~~続く~~~