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始まりの道
桜並木の道を息を切らして走る少年がいた。
彼の名は虎崎泰我。彼は今から挑塔中学校の入学式に参加する。
泰我「ここが挑塔中学校かぁ!!!」
??「相変わらず元気ね……。」
興奮する泰我に呆れるように話しかけたのは、幼馴染みの唯である。
泰我が一番楽しみにしていたのは、入学式の後の、入部テストである。
泰我は、幼い頃から卓球一筋だった。そのためか、勉強のできない泰我にとっては、卓球が唯一の取り柄だったのである。
入学式も終わり、泰我は卓球部室へ向かった。
泰我「ここが卓球部室……!!」
興奮する泰我の後ろには、唯も一緒である。
泰我が部室に入ろうとした瞬間、部室から一年らしき生徒が出てきた。
~~~続く~~~