唸り
またも学校で思いつきとノリで書きました。
というより、書いてしまいました。
「……むーん。」
唸っていた。
ひたすらに。
周囲の視線や様子になど目もくれず、唸っていた。
どうして唸っているのか。
正直なところ、自分でも分からない。
どうして唸っているか分からないから唸っているのかもしれない。
「……うーん?」
何か思い当たった気がした。
けれど、その感覚はすぐに通り過ぎた。
「うーん……。」
何に思い当たったのか。
分からずに唸る。
「うーん……。」
そもそも。
どうして唸っていたのだろうか。
「……むーん。」
唸っていた。
ひたすらに。