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親友以上恋人未満

作者: あいる★

私、今、恋をしています。

保育園生のときからずっと一緒だった、幼なじみのあいつに。

実るかどうか。なんだか一生実らない気がする恋です。


「ちょっとぉ、またサッカーやってんの?」

家の近くの公園であいつを発見。


「なんだよ、別にいいだろ?部活休みなんだし、俺の自由だ♪」

まったくこいつは・・。

「その休みの日もアンタはサッカーかよって言ってんの。」


「アンタサッカー部でしょう。

部活以外の日もサッカーって、どんだけだよ!」


「うるせーなー、何?サッカーにやきもち!?」

「!!」

「あ、そうだお前もサッカーやらね?楽しいんだぜ!」


・・知ってるわよ。アンタはいっつもサッカーばっか。

でも、いつも楽しそうで・・

「やらないわよ。」


「冷たいなー。保育園のときからの親友だろー?」


『親友』・・・。


「・・アンタさ、好きな人とか、いないの?」

「あ?なんだよ急に。」


まあ、こんなサッカーバカ・・好きな人なんて

「いるよ」


「・・・え?いるの!?誰!?」

「秘密。やべ、サッカーTV始まる」


そして少年は、「お前だよアホ」と呟くと、

走って家に帰ってしまった。

その言葉に少女は気づいていないのだが。

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