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盆踊り

作者: ぴかりん

コロナ禍明け、初めての盆踊り大会があった。

「皆んな、踊りを忘れたのかな?」

あまりに踊ってある人が少なかった。

私は椅子に座って.その様子を眺めていた。


「よおっ、久しぶり」

定番のナンパ?

いや、元カレ賢治。

「ほんとねー。生きてたんだ!」

いや、違う。賢治は2年前の夏、亡くなったんだった。

骨に悪性腫瘍ができたらしい。


よく見ると、隣の女の人の彼みたい。

「声がそっくりだったから、間違えたのかなぁ?」

ボソッと独り言。


そう、今日は賢治の命日だ。

本当は、コロナ禍が明けたら一緒に盆踊りに行こうと、

話してたんだった。

今、思い出した。

そう、今日は8月13日、賢治の三回忌だ。

だから、会いにきてくれたのかな?

今でも、ひとりぼっちの私に。


元カレーーーなんて、見栄よね。

今日は、一人で、来たんだから。

そして、今でも待っているんだから。

「賢治、今日はお盆だよ。ちゃんと会いにきてよね。」





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