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詩のようなものたち

仮面

作者: 暮 勇

 世間では

 自分の好きなの仮面を被って

 おどけて

 ふざけて

 笑って

 泣いて

 喜び

 哀しみ

 怒り

 主張する


 自分も相手も仮面を被って

 お互い誰でもなくなり

 激しい喜怒哀楽のぶつかり合いも

 扱いはお手の物に


 しかし、そのうち仮面は怒り顔

 顔も性別も何もかも隠したまま

 自分は

 自分が

 自分で

 自分なんだと言い張る


 誰も聞いていなくても

 言い張り続ける


 そうしていつか仮面の向こうに

 人間が居るという単純な事まで

 忘れてしまう


 人が人である事を忘れてしまうとは

 なんて虚しく

 愚かなことだろう


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