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BMG〜妄想日記〜  作者: M'K'
3/6

妄想は夕日の中で

今回ちょっと長くなってしまい読みにくくなっています。

あと誤字脱字すみません。

サブタイトル考えても思いつかなかったので若干適当になっています。

入学式してから一週間くらいが過ぎた。


周りはさっそくいくつかのグループに別れていた。


まぁわかってたけどね。その中に俺がどこにも属さないってことくらい。


そんな俺でも友達は何人かできている。向こうはどう思ってるか知らないが。


そして入学式の日に会った可愛いあの娘は出席番号からすれば俺の後ろではあるんだが一度も喋れていない。どうやらあの子は中学から一緒だと思われる女子といつもいる。


なぜわかるかって?


だって後ろでずっと喋ってるの聞こえるんだもん。いや決して盗み聞きじゃないよ?


さて俺のできたばかりの友だちのところにでも行くか。


「おっすー」


俺はコミュ力には自信はある方だ。知り合ったばかりでも挨拶くらいはできるんだぜ。


「よー、んー」


どこか素っ気ない返事を返された気がした。いやなにか悩んでいるようだった。


「なぁ、お前って部活どこ入るか決めた?」


ふっ、どうやらお前のコミュ力は俺と同等か。

ってそれより部活?あぁ、そういえば部活のこと忘れてたな。


「あーいや、そういえば決めてなかったなー」


「おいおい、もぉ一週間だぜー?そろそろ決めないと」


現在進行形で紙と向き合ってるお前に言われたくねぇ。


「そういうお前はどこにするんだよ?」


「いや決めてねぇ」


だろうな。


ということで俺たちは放課後、部活見学することにした。一応俺たち一年は新入生歓迎会みたいなので部活紹介をしてもらってる。なのである程度なんの部活があるか知っている。


「まず何から行くか」


そうだなー…。やっぱ女子が多い部活だろ!


「とりあえず運動部だな!」


運動部か…。まぁマネージャーとかいるだろうしいいだろう。


ということで体育館にやってきた。俺たち以外にも何人か見学する人がいた。


まだ部活決めてないやついるのか。


体育館ではバスケ部とバレー部がコートの半分に別れて部活をしていた。


他にも体育館で行われる部活はあった気がするが今日はこの二つだけか。


ふむふむ。バレーは女子部員が多いな。バスケは女子の姿は見当たらないな。


「バスケとバレーかー」


おっと、俺のできたばかりの友だちは興味無さそうだな。


「スポーツは嫌いじゃないんだけど球技は苦手かなー」


わかりやすいなこいつ。


ということで 早くも次に行くことにした。次は校庭に行ったがサッカー部と今日はいなかったが恐らく野球部が部活をしてるのを一応見たが同じ球技だし俺のできたばかりの友だちは興味を示すことは無かった。


他にも陸上部やハンドボール部、吹奏楽部や箏曲部があった。これと言ったよくある意味のわからない珍しい部活は無くどれも俺たちは興味を示すことは無かった。ほかにも様々な部活はあるが今回は割愛しよう。


「なんかいい部活あったー?」


「そうだな…。とりあえず女子が多い部活に…。あ、いやなんでもない。そういうお前はどうなんだよ?」


「一応候補はあがったけど…」


流石にお前も候補くらいは出たか。


まぁ俺も面白そうな部活はあったな。女子が多い部活とか。


しかし俺は思っている。俺は高校でモテたい。とりあえずモテたい。三度の飯より女の子が好きだ。だからモテたい。そして最終的には彼女がほしい。そしてその過程で部活に入ることは五分五分だと思っている。確かに部活に入れば出会いは増えるであろう。しかし、ほとんどの人は部活を本気でやるだろう。そんな中でこんなに浮かれた気持ちで部活に入っては邪魔者の何者でもない。こんな俺でも常識は備わっている。


俺だってTPOくらいはわきまえているんだぜ?


まぁなんにせよ今日はこれくらいか。部活はまぁ今は入らなくてもいいかな。


「さて、今日はこのくらいだな」


俺が今言おうとしたことを先に言われた。


夕日が校舎の中を照らしていてとても綺麗に見えてしまった。そして微かに聞こえてくる音楽がそれを更に引き立てていた。


ん?音楽?


俺はさっき急に俺は田中って名乗ってきたできたばかりの友だちと別れていた。


それから音楽が聞こえる方に足を進めていていった。辿り着く頃には音楽は終わっていた。


そこには放課後だというのに生徒がたくさんいた。俺もその中に混じると先輩らしき人たちが楽器を持って何人か立っていた。


あぁ、軽音部か。


しかし、やたら上手い演奏だったな。俺もあれくらい上手く弾けたらモテるんだろうなー。


軽音部も悪くないな。候補に入れておこう。


帰ろうとしたそのとき、俺は目にしてしまった。いつぞやの可愛いあの娘を。


あ…。目が合ってしまった。なんか緊張してきた…。この気持ちはなんだ…。


いやわかっている。たぶん好きなのであろう。しかし、今はまだその段階ではない。


「あ…ズボンの人…」


え、今、ズボンって…。


「ねぇねぇ、※※は軽音部に入るんだよね?」


「…え、あ、うん。そのつもりだよ」


聞こえてしまった。


よし俺も軽音部に入ろう。

キャラクター紹介

主人公・名前はまだ無い

できたばかりの友だち・田中

可愛いあの娘・名前はまだ無い

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