e.02 プレイヤーの現状と補足説明
HORのシステムにも補足をちょっと。
掲示板の書き方ってこんなのでいいのかなぁ…。
【魔法職に関するスレ その1】
1:エネ
こちらは魔法職に関することを話し合う場所です。
ご自由にお使いください。
2:紅蓮
魔法使いで火属性を使っているのだが、やはり殆どの例に洩れず攻撃力が高いな。
ウェアウルフをファイアバレット二発で倒したときは驚いた。
3:ウェン
私は風属性なのですが、こちらは攻撃間隔が凄いです。
怒涛の連打で、相手の攻撃する暇を与えません。
4:いろは
雷属性は、火と同じく威力が高くて命中率も高い。
ただし消費するMPは他属性より高いけどね。
5:(。。;)
水属性だけど、威力よりも圧倒的なコスパが目押し。
実戦では使えるか分からないけれど、牽制には最適。
6:惑う師
氷は発動が速い。詠唱が短いから使いたい時にすぐ使える。
地は攻撃には適さないけれど、優れた耐久性を持っている。
6:キラー
それぞれの属性の初期魔法は
火はファイア
風はウィンド
雷はサンダー
水はアクア
氷はアイス
地はアース
という感じになってるね。
7:エネ
ちなみに初期魔法では暫定最弱と思われるクラブにも二発か三発必要。アースなんか私じゃ八発も必要だったわ。
消費MPも低いけれど、威力も同じく低い。ただリチャージは短いから数は稼げる。
8:紅蓮
>>7 感謝する。
しかしもうひとつ上のバレット系であれば、クラブなら一発だった。
森に出現するウェアウルフという狼も二発で撃破できた。
9:(。。;)
>>8 おそらく火属性の強さもあると思う。
水属性のアクアバレットでは二発ではまだ元気だった。こっちは七発でようやく倒せた。
10:いろは
>>9 それはあると思うよ。
雷属性のサンダーバレットなら四発だった。MAGの差とかスキルの差もあると思うけど。
11:キラー
ちなみに自分は無属性なのだけど、同じくウェアウルフには結構手間取った。
無属性のブラスト、クラブは一発だったけどね。
12:惑う師
>>11 ブラスト強いんだな…でもそれなら手間取るかな?
13:キラー
>>12 無属性はリチャージが他の属性に比べて長い。
威力は高くても、連射できないから動きの速いウェアウルフとは相性が悪かった。
14:惑う師
>>13 納得。
となると一長一短で、どれが強いとはまだ言い切れないね。
見たところ、ファイア自体は弱いらしい。
推定最弱にも二発か…じゃあプレイヤーを飛ばした私の魔力がおかしいんだろうな。
さて、次は…お、面白そうなの発見。
【天使ちゃんをprprするスレ 1】
1:夜狼
天使ちゃんprpr
2:パラドット
prpr…
3:怖の恐
天使ちゃん…ハァハァ
4:ほうら
>>3 天使ちゃんに何をするか!
5:夜狼
>>3を処刑しろ!
6:パラドット
断罪!断罪!
7:矢尽
なに…このスレ
8:夜狼
>>7 よくぞ聞いてくれた!
我々は先ほど、熾天使がいるという遺跡に行ったのだ。
そこにいた熾天使が、まさしく天使だったのだ!
9:パラドット
美しき翼、まだあどけなさの残る顔立ち。
10:怖の恐
そして…我らに容赦なく魔法を浴びせる強さ!
11:ほうら
彼女こそが、我らの天使様だ!
うん、これ私の事だよね。
まあ、有名になってもそう簡単には見つからないだろう。
さて、次は…生産職に関しての物もあるね。
【情報交換(生産用)スレ 1】
1:鋼鉄
生産者同士、何かとネットワークが広いほうがいいだろうと思って立てさせてもらった。
素材やレシピについて、今後分かってきたら公開できる範囲で公開してもらえると助かる。
2:霧の雨
現状分かっているのは、基本的な装備と素材だけですな。
素材はブロンズですので、近場の魔物もドロップします。
3:鋼鉄
現状出来る範囲で素材と素材を組み合わせて新たな素材を作れないかも試している。
まだ結果は一つも成功していないが。
4:弥柄
私は調合、主に調薬をしている者です。
どうやら、薬草などではなくても植物はほとんどが薬の材料になるみたいですね。
5:コテツ
>>4 僕は製菓をやってるんだけど、どうやらこっちも同じみたいです。
毒性のある果実も、何故か調理したら毒性が消えていました。
7:鋼鉄
>>4-5 いいことを聞かせてもらった。
もしかすると、低コストで簡単な武器も作れるかもしれんな。
8:Alchemy
あの…なんか錬基術に強化石材とかあったのですが。
石を複数合成するという簡単なものですが、これは使えますか?
9:霧の雨
>>8 それは錬金術専用ですか?
だとすれば、生産職同士で素材を分割したりしなければなりませんな。
10:Alchemy
>>9 どうやら専用みたいです。
弱い素材を強い素材に変えられる錬金術や製糸といったスキルを持った人に、初期素材を渡してそこから強いものを作るわけですね。
11:鋼鉄
ならば、職人ギルドを組むべきだな。メリットも多い。
ただ、ギルドに入らない職人の為にも独占しないようにせねばいかんが。
12:霧の雨
>>11 そうですな。
まだ開始当日ですが、連携は大切ですので。その時はぜひ、私も入れてもらいたい。
へぇ、もうギルドは使えるんだ。
…ギルドについての情報は…あったあった。
前提条件に、人数は6人から。ギルド創設の為には、実力を示す必要があるとか。
示す条件はギルドの種類によって変わるらしい。戦闘系であれば討伐など、職人系であれば製作だ。
取り敢えず、どうやら向こうは滞りなく進んでいるということだね。
…ちょっと複雑だなぁ。寂しい。
他にはこれと言って、見ておくものはないかな。近接職は私にはいらないし。
ま、私はこのままクイーンで頑張りますよ。いざとなれば魔法剣とか使えばいいし。
「さてと…って、特典のアイテム見てなかったな」
アイテム欄を開くと、しっかりとアイテムが入っていた。
…なんか、もう絶句。だって…エンプレスの涙が五つも入ってるじゃん。
一つでもチートなのに五つって…何を考えているさ、姉さん。
で、世界樹の枝が一本と…月光の腕輪と陽光の指輪。二つとも魔法関係のステータスが上昇する。
にしても、世界樹の枝か…どんな武器にでも出来るらしいけど、一度形を決めたらもうその状態で固定だから、身長に選ばなければならない。
…やはり杖か?魔法にするなら杖が安定だろうし…。
でも、ありきたり過ぎてもつまらないよね…なんかいいのってないのかな。
「…いいや…あとで考えよう」
取り敢えず腕輪と指輪を装備する。
元のステータスも高かったが、装備することでさらに高くなった。具体的には約1.3倍!増加量は260。
…チートだ。MAG1160とかなんてチートだよ…。
で、MPも410増えて1640。RESは80増えて790。DEFも20増えて570。
…なるほど、チートでVRMMOをする小説の主役はこんな気分だったのか。それとも受け入れて俺TUEEする方が多いか?
「…もう嘆いたって仕方ないんだけどね…。次々!」
そしてスキル。このゲームは、最初にメインスキル・サブスキル・スタイルスキル・マジックスキルの四つを選ぶことができる。最初に選べるのはどれも初級だ。
スキルも使うことで強くなっていき、レベルがある程度上がればスキルもクラスアップする。ちなみにメインスキルは設定したら、それ以後変更はできない。
サブスキルは基本的にメインと代わりいはしない。ただしこちらは変更が可能だ。制約として、元々設定していたスキルの同系列であることが必要だが。戦技から魔法には変えられないし、その逆も出来ないってことだね。
スタイルスキルは、戦技のことだ。〔双剣〕とか〔槍術〕とか。
マジックスキルはそのまま魔法だね。〔火〕とか〔風〕とか、さっき出てたけど。
ちなみにあの六属性以外にもいくつかの属性が存在する。それは余談なのでまたそのうち。
スタイルスキルとマジックスキルは、職にかかわらずそのスキルが使え、しかも切り替えが可能。そのため便利ではあるのだが、デメリットもある。
最上位スキルが使えない・消費するMP/EPが大きい・メインやサブと比べるとレベルの上りが悪い・付加効果が弱まる 大体この四つがメインだ。
特に問題は、消費MP/EPの増加だろうか。戦闘中はやっぱり、MP/EPの残量に気をつけないといけないからね。
あと、もうひとつの概念でクラスというのもある。
こちらは必要なものがあればいつでも変更可能で、クラスによって色々と補正がかかる。
格闘家は拳系の威力が増加し、騎士は防御力と攻撃力が増加し、弓使いは弓の威力と命中精度が増加し…といった感じだね。
わたしは天使で、光属性・聖属性の耐性と火力が増加する。光属性は一般的に使われてないいたいだから、あまり使うと目立ってしょうがないだろうな。まあ天使なら使えて当然なんだけど。
「サブクラスも設定できるんだ…へぇ」
で、クラスにはメインとサブの二つがある。どちらも本来は変更可能なのだが、私はメインを天使にしかできない。つまり変えれないし外せない。
ちなみに、生産職というのはこのクラスの錬金術師とか調合師のこと。おそらく生産組の人は、メインでこのタイプを取ったのだろう。
サブは最初には設定できないからね。転職するためには、『証明』が必要なんだってさ。一度手に入れればあとはいつでも変更可能だけどね。
「うーむ…天使の人達にクラスを変えられないか聞いてみよう」
天使はおそらく、APCだろう。Active Player Characterのことだ。馴染みがないかもしれないけれど、NPCとNをAに変えたものである。
Active、つまり意図的に動いているということだ。基本的な部分はAIで動いていて、時々運営の人達が干渉して操作してるんじゃないかと私は思う。
なので、おそらく聞いてみれば答えは帰ってくるだろう。
「あ…もうこんな時間か」
外を確認すると、さっきまで夕方だったのにもう星が輝いていた。
疲れてきたし、今日は一回寝よう。
明日から大変だね…。
主人公はどうやらプレイヤーの一部に惚れられたようです。