用語解説その1
一応用語解説を。妖怪の容姿については各読者様の想像にお任せいたします。
解説 この作品内の種族について
異界、現世双方とも魔物は雌の個体しか存在しない。
異界は1000年以上前に落下した隕石がもたらした環境ホルモンのような物質の影響で遺伝子レベルで魔物の姿と性格は書き換えられた。
現世については何故雌の個体しか存在しないのかは諸説あるが明らかになっていない。
また人外のものについては異界と現世では呼称が異なり、異界では「魔物」、現世では「妖怪」と呼ばれている。
以下、異界の主な種族
人間
この世界の大半を占めていると言われる種族。生まれながらにして高い魔力をもつ人間は「魔女」や「魔人」と呼ばれる。
魔族
サキュバスやリリスなどのいわゆる悪魔と呼ばれる存在。
亜人種
エルフやドワーフといった人間に限りなく近い種族。こちらは魔物と違って男女ともに存在する。
竜人族
ラミア、リザードマンなどといった爬虫類の特徴を持つ魔物。
飛竜族
二本足のドラゴンやワイバーンなどといった有翼の竜の総称。
獣人族
バフォメットやミノタウロスやワーウルフ、ケットシー、オーク、妖狐といった獣と人間を混ぜたような種族のこと。
鳥人族
ハーピーなどといった鳥人間。
蟲人族
昆虫の特徴を持つ魔物達。アラクネやムカデガミなど。
鬼人族
赤鬼や青鬼といったおとぎ話に出てくる「鬼」を女性化させたような姿の魔物。
天都国の種族
人間
異界と同じく存在する種族。異界で言う「魔人」「魔女」は「妖族」と呼ばれている。
竜族
人間に竜の特徴(鱗や翼、角など)の特徴を持たせたような姿の妖怪。下半身が蛇のような姿の「東洋種」と二足歩行の「西洋種」が存在している。東洋種は穏やかであるが西洋種は気性が荒い。
稲荷
異界の「妖狐」と同じ種族。温和な正確な者が多い。
人狼
ワーウルフと同じ。集団行動が得意であるため、天都陸海軍でも将校の座につく者が多いとか。
夜叉
異界の鬼人族と同じ。狂暴な性格であるが義理堅く決して裏切ることは無いという。
牛鬼
「鬼」とつくが種族は昆虫種である。かつては怪物と嫌われていたが次第に人間と共生するようになる。
ガルーダ
ハーピーの東洋種。
ウワバミ
異界の「ラミア種」に相当する種族。下半身が蛇であり、アルビノ種は「白蛇」と呼ばれている。嫉妬深く、執念深い。
仏族
雄の個体しか存在しない種族。好戦的な種族で高い戦闘能力を持つが忠誠心が強い。妖怪としか子をなすことが出来ない。その出生は謎に包まれている。