箸が転がると面白い
なんでしょう? もうよくわかりません。
「ぷっあははは!! ダメだ、箸が箸が転がってる、あっはははは、なんだこれおもしれー」
テーブルの上では何もしていないのに箸が転がっている。
「くっくくく、この家傾いてんのかよ欠陥住宅かよ、ぷっくくくく、ひっくひっく、だめ、息が……くく」
ああ、これが箸が転がっても面白い年頃なのか。
「は、腹が、腹が痛い、ひーっ、ひーっ、死ぬ、このままだと笑い死ぬ、くっ……し、死因が笑いすぎとか、ぷく、ダメだ、何で笑いが止まらないんだ、くひひ」
これ、本格的に頭がやばいのかもしれない死ねる、笑い死ねる、いやだ死因が笑い茸を食べたわけでもないのに笑いすぎとか、もう色々ダメだろ。
「ぷっぐっ、箸が箸がテーブルから落ちたテーブルから、くっくくくく、あっはははは、ダメだろ! 落ちちゃだめだろ!!」
俺は床をばしばし叩いて笑い続ける。
「はぁはぁ、もう限界意味わかんない、寝ようぷっくくく、ふう」
はぁ、俺なんで笑ってたんだろう? もう寝よう。