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君の後ろ姿を見て思い出したこと。

初連載です!!温かい目で見守ってくれると嬉しいです。

 落ち葉がしきりに私の足元を埋め尽くす、あんなに茂っていた葉っぱたちも、もう全て枯れて葉が散ってしまっている。視界をちらつく白い雪虫が、もうすぐ本格的な冬が来ることを告げている。階段を降りて逃げるように遠ざかっていく後ろ姿を、私は呆然と見つめることしか出来ない、制服のスカートを、北海道の寒い10月下旬の秋風が揺らす。

「高校生生活の大半を、燿斗あきとと一緒に過ごしたのになぁ…」

私は地面に崩れ落ちて、今までの私の人生であった様々な出来事を、走馬灯のように思い出した。

あの時、君にあんなこと言ってなかったら?

あの時、君のこと好きになってなかったら?

あの時、君のことを少しでも気にかけてあげれていたら?

私はどこで間違ったんだろう、、、神様、もし、願いが叶うなら、もう一度やり直せるなら、どうか、3年前に戻してください。お願いします。


「またお前と隣かよ!!」

「それはこっちのセリフだよ!!」

私の名前は雨宮時雨あめみや しぐれ。小学六年生!

さっきクラスで席替えが行われた。今、口喧嘩をしている相手、松浦天まつうら そらと、5回連続隣の席になってしまった。こんなの神様のいたずら以外なにがあるっていうんだ。しかも今回は一番前のアリーナ席。

「先生!これじゃ席替えの意味がありません!もう1回席替えしてください!5回連続はおかしいですって」

私達2人は、必死に担任の熊谷先生に訴えかける。

「まぁまぁ、落ち着いて、それだけお前らは仲良しってことだろう〜?いいじゃん」

先生は私の言葉を聞き流していると言わんばかりに自分の机の上にある資料を集めながら間の抜けた声で答えている。それでも私は負けじと、訴え続ける。

「ええ、でも…!先生!ちゃんと話を聞いて下さい!」

私が机から身を乗り出して訴えかけた、その傍ら、不満を言うのを諦めたのか、天は椅子にだらーんと背中を傾け、つまんなそうな顔で私と先生とのやり取りを見つめていた。熊谷先生は「オ、オレは職員会議があるから!まあ仲良くやれよ」とか言いながら半分逃げるように教室から出ていった。

「ちょっと、天もちゃんと文句言ってよぉ」

私は天の目に訴えかけるように言った。

「んー?うっせえな、かりかりしすぎだっつうの。別になったもんは仕方ないんだし、良くね?仲良くしようぜ、しーぐーれちゃん?♡」と言いながら私の方に近づきながら、こっちを見て、ふっと口角を上げた。

その笑い方が、なぜか引っかかった。

「きも!!」と私はすかさず返した。だが、何故かおかしくってお互い目を合わせて笑った。


松浦天とは、小学校六年間の中で一回もクラスが一緒になったことがなかった。というか、本人には申し訳ないけど、存在すら知らなかった。このクラスは5年生からだったけど席が近くなることもなかったし、掃除とか給食の盛りつけ班でも一緒になることはなかった。

だが、小学6年生の春、たまたま席が前後になったのがきっかけで、仲良くなっていった。最初のきっかけは何だっけ。そう!あいつが家庭科の裁縫の時間に間違えて自分の服まで一緒に縫っていた事だ。それが本当に面白くて、私はお腹を抱えて笑った。それから5回も席が隣になって、最初は楽しく話していたが、最近ではちょっとした喧嘩もするようになった。友達にはまた痴話喧嘩やってるってよく言われるけど、絶対に違うもんね。でも確かに、なんでかわかんないけど、天と話していると、他の男子と話すときとは少し違う感覚がする、なんというか、、こう、、、胸をくすぐられるって言うか、なんというか??


それから3年後、私達は早くも中学3年生になった。

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

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