学園バトル
清峯学園。
中央校舎と北校舎、南校舎、西校舎、東校舎で出来ている。
五年に一度行われる『校舎戦闘』
『具現化』を基礎とした能力バトルが開始される―‥
清峯学園。
この学園は中央校舎を中心に小さな庭をまたいで北校舎、南校舎、西校舎、東校舎がある。
人数も多く離れてる事から各四校舎はお互いにあまり面識が無い。
(ちなみに中央校舎は特別少人数であり、校舎内には他校舎も使用するため交流はそれなりにある)
イベントも各校舎事にやるといった感じだ。
そんな各校舎が一様のイベントが行われる。
五年に一度……場合によっては見れないで卒業していく生徒もいるがこのイベントは有名である。
『校舎戦闘』
中央校舎を抜かした各校舎代表二名が争う。
「勝利した校舎にはまぁ食堂が1ヶ月安くなったりとか成績ポイントが加算されたりとか……まぁ色々と優遇されるんだ」
金髪のピアスをした男が話す
「えーじゃあ私たち中央校舎は何するんですか?」
それに近くにいた少女が文句を言う。
「俺達の仕事は審判と放送でしょー」
「私たちも仕事するんですし何か優遇されなきゃおかしいですよ!」
文句を言いながらも少女は机に置かれた資料を手に持ち目を通す。
「おー勉強熱心だね祀ちゃんは」
「当たり前ですよ。江尻先輩みたいに中身も見た目もチャラけてるわけじゃないです」
「やるときはやる男だから大丈夫だよ」
祀は、類川 祀は軽く流しながらも再び資料に目をやる。
そこには此度の代表者達の名前と写真と簡単なプロフィールが記されていた。
此度の代表者は男女ペアもあれば男同志や女同志などもある。
「結構バラバラなんですねー。この代表者ってどうやって選ばれてるんですか?」
「さぁ……?」
カーーーン
鐘が鳴り響く。
「お、祀ちゃんそろそろ開始の時間だよ」
「はいっ!」
「祀ちゃんの能力なら大丈夫だと思うけど一応気をつけてね」
カーーーン
二回目の鐘が響く。
『校舎戦闘』開始―‥