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ヲタとの遭遇

「ソフィア?ソフィア!」

魔都を王宮に向かって歩いていると、ガシャガシャと音を立てて鎧が近づいてきた。近寄んなって思ったが、その旗を見て気が変わった。近衛兵団だ。王宮に出入りしている。だが誰だろう。

「俺だよ!久しぶりだな」

近づいたら分かるでかさ。いや筋肉のゴツさがやばい。頭の兜を外す、なんで顔は金髪爽やかイケメンなんだよ。ゴリラでいろよそこは

「俺だよ俺!ヲルタ=ガリレだよ。学生院の時、ヲタってあだ名つけてくれただろ?異界の名前だって」

ヲルタ?ヲタ?いや待て、わたしの知ってるのは、牛乳瓶の底みたいなメガネで、ほかの生徒にバカにされていた小太りメガネくんだ。

「いや〜懐かしいな。君と一緒に過ごした日々は刺激的だった」

いや。ひとりで勝手に回想にはいるな。置いていくな。


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