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ソフィア 始まり

都の中心地には巨大な壁が立っており中に入るのを拒んでいる。中心地から空に向けて1つの巨大な球が浮いている。その中にあるのが王宮である。非常に強力な魔法の結界や罠、警報装置が組み込まれており、無許可で侵入することは非常に難しい。中に入れるのは、王族や貴族、近衛騎士団およびカウンター頭の中でも許可されたものだけだった。私も王宮で暮らしたことがあるがあまり楽しいものではなかった。母が死ぬ思いで私が転送した先が王宮だった。はじめは、天からの奇跡として、王族に迎えられたが、私の出生が明らかになると待遇は一変した。つらく惨めな日々が続いた中で、兄だけは違った。血のつながりはないけれども妹として私を気にかけてくれていた。

「ソフィア、お前は僕の妹だ。たった1人の妹だ。お前のお母さんはどんな生まれであろうが、人々を守るために戦ったんだ。だから誇りに思うんだ。王族や貴族だって人なんだ。そこに違いなんてないんだ」

まだ幼かった兄だったが、誰よりも優しく、聡明だった。森の中で過ごすことが好きだった兄は、私を連れてよくあの森で遊んだのだ。その時間だけが私にとって気が休まる瞬間だった。ただそんな兄は王宮に嫌らわれ、記憶を封じられ人間界に追放された。

その後兄はほのか達と出会い、私が兄を追いかけて出会ったときには、ほのかと兄は両想いだった。嫌がらせなんかもしたが、もうどうにもならなかった。

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