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五葉ちゃん
五葉と名乗った少女はにっこり笑った。
「お姉ちゃんの名前は?」
一瞬迷ったが
「ソフィアだよ」
「すごーい王女様と同じ名前だ」
そうなるか。おそらく銀の瞳の人格と記憶は共有してないのだろう。王女その人なんだが。
「お姉ちゃんはカウンターズって知ってる?」
「あぁ。大魔法使いたちだろ。国の宝さ」
加えて言いたい、そいつらに絶賛追われ中なんだ。
「そうっ!私もカウンターズに将来入れるように頑張るんだ。名前に5って入ってるし」
どうやらさきほどのナンバー5は子どものごっこ遊びの延長らしい。
安心した。
「お姉ちゃんはカウンターズは好き?」
「う〜ん、さくらさんだけは好きだよ。」
昔の私だったら迷わずさちよさんをあげていただろう。あの圧倒的な唯我独尊感。私の目指す女王像そのままだったから。
「わたしもわたしも!でもやっぱり零華お姉ちゃんが一番好き」
「わたしも五葉のことだーーい好き」
白鳥カレンがおともなくその場に現れた。




