どきっ☆ほのかと中1恋愛作戦戦歴
「でっ、ほのか!今日こそは、天照先輩に告白するの?」
「こここっここくはくっ?!」
顔が一気に熱くなる。心臓の音がせりあがってくるようだった。
「は〜。そんな感じでもう何年たってると思ってんのよ。幼馴染かなんだか知らんけど、あの天然王子さまだって、人の子だよ?グラマーでな美女に迫られたら、イチコロだって」
「てててて天馬さんはそんなんでやられないしっ」
そう信じたい。うん。まちがっても巨乳にデレデレしている姿なんか見たら、私はミッキュに何をするかわからない。(ちょっとまって!ほのか僕がなにかひどい目に会うフラグの気配がしたっきゅ)
「まぁグラマー美女の話は冗談だとしても、早く告りなよ。私たちもそう何度お膳立てできないよ」
ふんすと怒りながらさきちゃんが言う。ほんと面目ないっす。
「中1のお花見の時は?」
「食べ過ぎて動けませんでした」
いやぁお団子っておいしいよね
「プールで悩殺作戦は?」
「去年は猛暑でアイスが美味しくて美味しくて胸より腹に脂肪が」
ビキニはおなか回りがぷにっててむりっした!すみません!
「秋の野外活動は?」
「山の幸をもとめて遭難。キャンプファイアーじゃなくて、狼煙をあげる」
いやぁ星がきれいだったなぁ。
「クリスマス」
「シングルベールシングルベール食べホーダイ」
友達の家のクリスマスパーティの豪華さには度肝を抜かれた。てか七面鳥の丸焼きなんて初めてみた。
あれ?告白してなくない?がくっと膝から崩れ落ちる。
「なんでなのよーッ」
「いや、ほのかあんたのヘタレと食い意地のせいだよ」
あきれてさきちゃんがいう。やめてそんな目で私を見ないで・・・。
「ほのか、いいんきゅか?」
あんたも何か文句があるの?ちきしょう!
「バス行ったッキュ」