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まつりのはじまり
「ほのか悪いが私は霊力しかない。霊力は魔力と違って魔法生物がいなくても使える反面、発動に時間がかかるし、場所を選ぶ。一をここまで誘導してくれないか」
「私も魔法はあまりつかえないんです。事情があって。」
「カウンターズの監視があるっきゅ。やつらの魔道具は魔力感知で見つからないっきゅ」
「あぁそれなら大丈夫だ。その魔道具私が持ってる」
ずるりと何もない空間から黒いローブを取り出した。
「私はカウンターズの元メンバーだ罠華八として、所属していた。結局古代魔法少女のゴタゴタで魔力の大半を失い、立場は追われたがな。」
あとは、と言い、杖と呪符を使い、霊術を展開する。目の前の景色が変わり、広い空間にでる。
「ようこそ私の道場へ。」
杖を振るうと壁が裏返り、武器や魔道具が壁一面に飾られていた」
「罠を仕掛けて、花のように命を散らす。カウンターズNo.8罠華八、龍咲若葉様の秘密基地にようこそ!さぁ奴らに一泡吹かせようじゃないの!!」




