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四葉死す★
どさっアジトの天井から、魔法少女姿のソフィアが落ちてきた。腹を抑え、口からは血を流していた。何が起こったのか、見当もつかないという顔をしていた。
「ねずみはっけーん♪」
血まみれの口がにたりと笑う。
「・・・いったい・・・なんで・・・」
「四葉の能力は、ブラックラック。自分の不幸を敵に押し付ける能力さ」
口の中の血を吐き捨て、四葉がいった。
「僕にとっては、今のこのサスペンサーの姿のほうが魔法服でゴスロリの方が普段着なのさ」
得意げに胸を張る。
「ちが、う」
息も絶え絶えにソフィアが声を絞り出す。自分を見下ろす人物に問いかける。
「なんで・・・あん・・・たが・・・」




