カウンターズ
「君たちはあいつをなめている。言うつもりはなかったけど、僕と天馬を融合したのはあのカウンターズだ。」
は?
「ちょっと待ってそれってどういうこと」
「ほのかは覚えてないかい?10年前に彼が大怪我をして森の中から帰ってきたの。」
「あーあったね」
「あの時天馬はカウンターズと悪の組織の戦いを目撃したんだ。魔法少女の掟は一般人が目撃したらその目撃者の記憶を消さなければいけない。でもあろうことか、彼女たちは一般人を魔法生物に融合することで無関係者を関係者に仕立て上げたんだ」
「それこそ違法じゃないの」
「彼女たちは完璧主義だった。目撃者と言う汚点がつくのが嫌だったんだ。それに当時僕にはそこまでの権限がなかったんだ。力もかなり弱まってたし、契約者もいなかった。わざと悪の組織に攻撃をさせて天馬を大怪我をさせ命をつなぐと言う名目で2人を融合したんだ。」
「2つの命を1つに融合するなんて超高等魔術じゃないか」
「カウンターズは魔法国きっての使い手で名前に数字が入っている。一〜十まで名前に入っている。例えば魔法老婆さちよは、三千夜が正式名だ。彼女もカウンターズの一人だった。君たちの先輩のさくらも、裂九羅として、カウンターズに所属してた。特に一と呼ばれた魔法少女は残酷な思想の持ち主で、魔法少女食いと呼ばれていた。関わった魔法少女たちはカウンターズの餌食になっていた。特に夜は彼女たちの闇の魔法が最大限に強くなる。今から出かけるのは危険すぎる。ましてやさきは魔法少女化が使えないし、ほのかは監視対象だ。策をねらないといけないだろう」




