え?処刑?ほのかと魔法国審問会
魔法国にて、先日の魔法老婆対魔法少女の戦いについての審問会が行われた。魔法国出身のミッキュ とソフィアが参加していた。
魔法老婆が強敵を求めて暗躍していたことを阻止したことは評価されたが雲行きはよくなかった。
魔法少女を魔法老婆から守るためとはいえ、魔人少女が誕生したことや、戦いによって消費されてしまったあの街の膨大な魔力が問題視された。
そのため、ミッキュ やほのかたちの責任を追及するものが大多数いた。中には、処刑すべきと言い出すものもいた。
一方、事件の調査が進むにつれ、魂が裁かれるはずの魔法老婆が地獄にも天国にも現れなかったこと、押収された魔法具の中でも、再生や復活による研究に比重が置かれていたことから、魔法老婆の復活が危惧された。
とりあえずのところ、魔法国としては、ほのかをどうこうするよりも魔法老婆が現れた時の保険として扱うほうが有益かと判断された。ほのかの監視役をつけることも決まった。
「ほのかお姉ちゃんはどうなるの、ミッキュ 」
「ソフィアすぐに戻ろう。」
ミッキュ の表情は険しかった。
「監視役の中には、過激なチームがいた。あいつら何か手を打ってくるはずっきゅ」




