第4.5章エピソードオブ咲 ボーイッシュ魔法少女のガールなお悩み
さきが目を覚ます。見知らぬ天井、裸の天使が微笑を浮かべながら、こちらに手を振っている。カレンはこの天井を毎日見て起きているのか。少しげんなりする。
恋だの愛だの、そういったものは私にはわからない。ほのかやカレンが言うには
「さきちゃんさきちゃん、さきちゃんは好きな人いないの。恋をしないと人生損しちゃうよ。花の10代も今も半分。ピチピチお肌がしわしわになる前に恋をしなきゃ」
ほのかみたいに頭の中がお花畑だと毎日楽しいのだろうか。
「さき!あなたもATMに入らない??夢を愛を語りましょウ!!」
私はアイドルを追いかけるよりもボールを追いかけていたい。セバスチャンには、運動は控えたほうがいいと言われているので、しばらくサッカーはお預けだ。
「私も恋をすれば、毎日キラキラでルンルンな日々が送れるのかな」
らしくもないことを考えてしまった。いつまでも寝てるわけにはいかない起きるために横を向く。
にまぁ
満面の笑みを浮かべるカレンがいた。
「なっ!あ、あ、あ!いつからそこに!?」
ニヤニヤしながらカレンが胸の前で祈るように手を組む。
「あぁ私も恋をすれば、、のくだりからだヨ!!さきちゅわんかわいいっ!」
自分の顔が真っ赤になるのを感じた!
「カレン!!!」
口に手を当てムフムフと笑っている。嫌な予感がする
「ほっのか〜?さきってばね〜?」
「や、やめて〜〜〜!!」
私に恋はまだ早い
さきはほのかの親友ポジションで、ほのかのストッパー役です。テーマは恋を知らない魔法少女です。
ほのかを頭ん中お花畑にする以上、旦那役として、セーブする役が必要かと思い生まれました。
ただ、旦那にすると天馬さんがいらなくなってしまうので、魔法少女姿は可愛くすることにしました。もっと活躍して欲しかった