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☆エピローグ☆ (第一部完)

さちよさんとの戦いは長くは続かなかった。

私の記憶メモリーは当然、さちよさんにも有効だ。1対1万では歯が立たないが、一万対一万プラス1では私の勝ちだ。当然普段の私だったら、魔力不足で、さちよさんの魔法陣を一つコピーしたら、たちまちバテて瞬殺されていたことだろう。先人の魔法少女たちが力を貸してくれたおかげである。

「・・・はははははは!私はここにいる!!」

すべての魔力を出し尽くしたさちよさんはそのまま消えていった。


魔法老婆の暮らした森は壊滅したが、ミッキュ によると、魔法国が修復するらしい。また事件の調査のために、彼女のログハウスはまるごと押収された。

ド派手に血を流していたさきちゃんは、致命傷にはなっておらず、カレンの屋敷で休んでいる。ほかのみんなは怪我の手当てをして、それぞれの家路についた。今度は力を貸してくれた魔法少女たちを弔うためのお墓を作るために集まる予定だ。


そして、今・・・




「・・・」

「・・・」

私と天馬さんはデートをしています。

私と天馬さんはデートをしています。

って会話が早くも続かないし!!!

あああこんなことなら!こんなことなら!

「・・・ほのか」

「えっ!えっとなにかな」

今日はあの指輪のお礼ということで、天馬さんをピクニックに誘ったのだ。戦いが終わったあと意識が朦朧としてるなかで、ハイになってしまい大胆な行動をとっていた。場所は思い出の昔遊んだ山に来ていた。

「・・・いつ気づいたの?」

「・・・」

天照天馬という人間はいない。

天照天馬は魔法生物マジカルである。

つまり

「・・・ミッキュ 。お願いしたでしょ。天照天馬として、今日は、いてって」

雰囲気ぶち壊してくれちゃって。

ミッキュ の世を偲ぶ人の姿が天照天馬なのである。正確に言えば、魔法少女を生み出すために、魔法少女となる人間の好みのタイプとして作られた人間である。

魔法国の考えた人の恋心を、弄ぶ最低の計画ではある。ただ、完全な同一人物ではなく、人格は別にあるため、普段は眠っているらしい。ミッキュ と天照天馬が同時に存在することはない。

「まぁ、でも今回は助かったよ。私の初恋の相手が天馬さんでミッキュ でさ」

「ほのか・・・何を言っても無駄かもしれないが、天照天馬は君のことを大切に思っている。たとえ、人間ではなくても、私と同じかそれ以上に」

「好きな気持ちって・・・色々あるんだよ。」

その額に口づけをする。

「うししししし、やーい赤くなった」


ご愛読ありがとうございました٩(ˊᗜˋ*)

終わり方のアイデアは何通りかあったので、正直それぞれのルートで書きたかったです。

ただ、まずはルート1です。

魔法老婆が黒幕編 天照天馬=ミッキュ ルートです。

もっとも短いルートです。まあ後半サブタイトル詐欺ですね。シリアスになってしまいました。

延々とコメディよりもと思いましたが。

一人の少女が好きを伝えるまでの物語でした。


別案として

ミッキュら魔法生物が黒幕編

魔法国および天馬 黒幕編

魔法少女のある一人が黒幕編

全編コメディ

とか考えてました。

色々と裏設定はあるのですが、しばらくは、文章の修正や改稿をしていこうと思います。めどが経てば、9月下旬ごろ第2部となる第5章を書き始めたいと思います。

人生初作品で、楽しく最後まで書ききれたので、嬉しいです。

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