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リベンジ☆魔法少女

私が魔法少女になった時、世界のバランスは大きく崩れ、様々な現象が天変地異が日常茶飯事に起こっていた。都には妖怪がはびこり、飢饉や疫病が蔓延していた。都がそんな状態だったから、都よりも離れた村など、目も当てられぬ状態だった。私はいけにえとして森の中に放置された。目隠しをされ手足の自由を奪われ箱に入れられ2日が経った。腹は減り、喉が渇き、意識が朦朧とする中、聞こえてくるのは、腹をすかした化け物どもの声だった。日増しに大きくなる、外の声、ガタガタと揺れ軋む箱、最後の瞬間、私が強く願ったのは、死への恐怖ではなく、村のみんなへの恨み事でもなく、ただただ強さが欲しかった。何もかも塗りつぶすような圧倒的な力が欲しかった。

「私はここにいる。」

それを示したかった。

「・・・娘よ。魔法少女にならないか」

風を感じ、崩れた箱の外から聞こえてきたのは、尊大な声だった。


あれから数百年。世界を救い続けたが、満たされることはなかった。いつしか自分をとめてくれるものを探すようになっていた。その頃には私にかなうものはいなくなっていた。


期待していた遊びも、横槍がはいり、興醒めしてしまった。誰か!誰か!!誰か・・・!!!私を!!



「私を見ろ!!弾けるハートは恋の味!!魔法少女ほのか!!」

打ち捨てたはずの妖精は消え、かわりに魔法少女が目の前に立っていた。あれはミッキュ の膨大な魔力を持った魔人少女ではない。塵芥、数多いる非力な魔法少女の一人だ。何故。一瞬の間に何が。

「私が!私たちが!!あんたを超えてやる!!恋する乙女をなめんなよ!!!」



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