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これが☆魔法老婆

「お母さんっ!」「さきちゃんっ!」

「さちよさん!!何をしてるんですカッ」

血の滴る杖を引き抜き、振るう。血が地面に散る。

「あ?あ〜。お前たちの魔力を測ってやろうとしただけだろ?たまたまそこに過去の負け犬が出てきたんだ。封印するのも面倒だし、潰しただけだよ。些細なことでぐちぐち言ってんなよ。笑えねーな黙ってろ」

さも当たり前のように言う。杖の一振りでカレンを吹っ飛ばし、そして、ほのかに杖を向ける。

「次はお前だろ。ほのか。かかってきな」

「待つっほ。早くさきちゃんの治療を・・・」

腰に手を当て、魔法老婆は言う。

「だ〜か〜ら〜些細なことだっての。そいつは依代だったんだろ。死んでいいだろ」

「き、さ、まああああああ」

「お前はさっきやったろ?はは!負け犬の娘も負け犬だな」

トレースも発動できないなか、素手で殴りかかったソフィアの足をかけ、こかし、踏む。

「くそっ!くそっ!!うわああああああ!!!」

小さな少女の鳴き声が悔しさが、

「うるせぇな」

文字通り踏みにじられた。

自分の中の糸が切れる音がした。



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