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いざ☆魔法バトルvs???★

さきちゃんから繰り出される魔法は、私たちが夏休みに苦戦してやっとの思いで、封印したはずの古代魔法少女のものだった。


火、木、水、風、土といった基本の魔法が、乱暴ともいえる原色の魔法として、魔法老婆に襲いかかる。


私たちが自身の魔力や魔法生物の力を借りて魔法を繰り出すのに対して、古代魔法少女は自然から魔力を受けて魔法を放つため、魔力切れの心配がない。


ただ、リスクもあり、自然から魔力を受けると、その場所の魔力が減り、天災を引き起こしやすくなる。


そのために魔法国から討伐の命令が出ていたのだった。


わたしは今魔力の増減に敏感な魔法生物マジカルの身体を得ている。だから、この場の魔力が凄まじい速さで消費されていることがわかる。


「がああああああああえ」


「ひゃはははははは」


さすがの魔法老婆も、自身の赤い杖をぬき、魔法を使い始めた。土には木を、木には炎を、炎には水を、水には金を。相対する魔法を放つ。魔法がぶつかり合い、空間が揺らぐ。


「・・・キレイっほ」


この場面で、こんなことを思うのは不謹慎かもしれない。だが、今のほのかは魔法のきらめきに強く心を惹かれた。さきちゃんの心配をしなければいけないのに。あそこに飛び込めば楽になれ、、、


「ほのカ!」


強い力で後ろに引っ張られた。ぼろぼろのカレンが決死の表情でこちらを見ていた。あれ?今私?何を考えていた?そもそもさっきのは、わたしの意思か?


「げほっ、ほのか姉ちゃん。天然ボケなのは日常だけにしなよ。てか、どんな状況なんだよ」


魔法の応酬が激しすぎて、訳が分からない。爆炎と粉塵が舞い上がり、様々な魔法がとびかう。二人の姿は見えず、怒りの咆哮と狂気の笑い声だけが響き渡っていた。


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