表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

203/232

決勝

「いやぁ、ほのか、アナタはやりすぎデス」


大会運営委員会の腕章をつけたカレンが呆れながら言った。


目の前にはいくつもの亡骸ってわけじゃないけど、伸された魔法使いたちが山になって積み上げられていた。


「ビクトリィー!!!」


その手には胸のパットがあり、おいおいと涙するリリィが脇にいた。


「ミッキュご苦労さまでーす」


「胸をわしゃわしゃと乱暴に弄ばれたっきゅ」


「はぁ…どっから気がついたの?」


「偽乳から」


いそいそと自分の胸にパットを入れ込むほのか。


「ほんとは」


「リリィてかミッキュが植物の魔法使った時かな。あとはミッキュがいなくてもコロシアムで魔法がつかえたから。何かあるんだなって。見て見てカレンちゃん!爆裂ダイナマイトボディ!!」


不自然なポージングをして、ほのかはウインクした。


「はぁなるほどネ。」


「きっと、みんなもそこの影から出てくるんでしょ?サプライズって、みんなが捕まったのも嘘でしょ」


「…じゃない」


「え?なんて?」


「嘘じゃない」


「え…」


カレンは真剣な目でほのかを見つめた。


「ほのか力を貸して、この大会は、あなたがミッキュなしでどれだけ戦えるか。それを見るために作ったの。魔法国は魔力で満ちている。あなたは並以上に強い。だから、今回はミッキュにも戦ってもらう。魔法の使い手は1人でも多い方がいい。」


「そんなに切迫してるの?」


「えぇ。」


「ほのかには、魔法国首都の本戦に出てもらって、敵を引きずり出してほしいの」


「敵?」


「天馬さんを嵌めて、私たちを窮地に追い込んだ敵。第三位王位継承者で、天馬さんの叔母。大魔女イザナギさまよ」

魔法少女コロシアム前半が終わりました。読んで下さりありがとうございます。

しばらく改稿作業に移ります。


また再開する時はTwitterのほうでお知らせ致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ