魔法国の現状
「は?どゆこと?天馬さんは?女王暗殺?」
「いやいや。あんたこそ、どうしたのさ!国中を騒がした大ニュースじゃないか。アマテラス様がほのか率いるいつはという魔法少女に、暗殺されたって。天馬王子は責任をとって退位。退位式も行われなかったじゃないか」
「ちょっとまって!暗殺?退位?どうなってんの」
頭が追いつかない。
「今は貴族たちが政治をまわしてるけど、やはり女王様がいないと。国のあちこちの治安が悪くなって、女王を決めるために、この大会が開かれてるんじゃないか」
「ち、ちなみに、天馬さ…王子は今何を」
「知らないね、公にあまり出なかった人だから」
ほかにも、気になることが
「その、ほのか率いるって言ってたけど、その人たちは見つかったら、どうなるの?」
「殺されるよ。十中八九、拷問にかけられて」
「ほ、ほのかの仲間たちって誰がいるの」
「女王様の杖を奪った、いつは。古代魔法無許可使用ど貧乳魔法少女ほのか、裏切り者元近衛兵ヲルタ、あとは、反逆罪で魔法少女フルーツパフェ。魔法少女騎士ロイヤルナイツ。魔法少女!夜露死苦。コイツらはほとんど捕まって、牢屋送りさ」
「誰が、ど貧乳じゃい」
「カウンターズのカレン様が、スパイとして潜入してたから、分かったことよ」
誇らしげに言った。そういえば、カウンターズは、魔法国では、ヒーローなんだっけ。カレンあのやろう。女の友情は死んだ。拳を叩き込んでやる。だけど、カレンが本当に仲間を売るなんて考えられない。




